約80名による弦楽器、管楽器やピアノも加えた演奏会を、クリスマス・イブの前日に楽しめそうです。
慶應義塾大学で最大のオーケストラとして知られる慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラの弦楽セクションによるパート別演奏会「第15回弦楽演奏会」が、明後日（2017年）12月23日（土）12時30分（開場：12時）より、日吉駅前の慶應義塾大学日吉キャンパス内協生館・藤原洋記念ホールにて行われます。
弦楽セクションによるパート別演奏会「第15回弦楽演奏会」の案内チラシ。入場無料、全席自由（事前予約不要）で楽しめる（主催者提供）
当日の演奏は第1部は12時30分から、第2部は13時45分から、そして第3部は15時15分からの全3部構成でのプログラムとなっており、室内楽の定番といわれる「弦楽四重奏」をはじめ、管楽器やピアノも加えたアンサンブル、さらには弦楽合奏までの“幅広い編成”（弦楽セクション担当者）で、クラシックからポップスまで様々なジャンルの曲を総勢22グループ、約80名で演奏する予定です。
第1部は、ドヴォルザークの「アメリカ」やベートーヴェンの「ラズモフスキー第3番」といった弦楽四重奏の名曲を中心とした弦楽器のみによるオールクラシックプログラム。「室内楽の王道とも言える弦楽四重奏を始め、弦楽五重奏や弦楽八重奏等、弦楽器の魅力が目白押しです」と同担当者。
第2部では、シューマンの「ピアノ五重奏」やベートーヴェンの「ピアノ三重奏第3番」などの弦楽器にピアノが加わったクラシック音楽の合奏や、ビートルズメドレー、「パイレーツオブカリビアン」といったポップスの演奏も行います。
さらに第2部の後半からは、アンダーソンの「フィドルファドル」などの弦楽合奏も加わるとのことで、「非常に華やかで多彩なプログラムとなっています。とても親しみやすい曲が多いのでクラシックはちょっと苦手、という方でも気軽に楽しんでもらえるかと思います」（同担当者）と、クラシック以外の曲目にもチャレンジしてきた“音楽の楽しさ”を当日は伝えたいとのこと。
慶應義塾大学日吉キャンパス内・協生館内に藤原洋記念ホール（藤原ホール）はある。東急線からも、日吉駅地上改札からは階段の昇降なしで訪れることができる（写真はグリーンライン日吉駅の出入口付近）
第3部は、弦楽器に管楽器がゲストで加わったグループを中心としたプログラム。“室内楽屈指の傑作”といわれているというブラームスの「クラリネット五重奏」や、モーツァルトの「フルート四重奏第1番」、「同第4番」といった曲目を予定。「管楽器が加わることによって色彩感の増した演奏をお楽しみいただければ」と、管楽器が加わる響きの厚みが聴きどころと同担当者は説明します。
「様々な編成の曲を聴き比べをしたり、自分の好きなジャンルの曲が多い部だけ気軽に聴いていただいたり、3部構成ならではの“自分ならではの”楽しみ方を体感いただけるのではないかと思っています。ぜひ、一人ひとりの演奏を楽しんでいただければ」と、演奏会への来場を呼び掛けます。
なお、今月（12月）10（日）に開催されたホルンパートのコンサートに続き、今回も「横浜ラーメン武蔵家日吉店（日吉本町1）にご協賛を頂き、ご来場のお客様に味玉無料クーポンをプレゼント（演奏会のパンフレットに記載）することになりました。有効期限は年末（2017年）12月31日（日）までですので、ぜひご利用ください」と、日吉駅近くの店舗とのコラボ企画を再度実現しています。
「年末の祝日ですが、演奏会を楽しんだ後に美味しいラーメンを食べて充実した1日にしませんか」と、街ぐるみのイベントとしての“愉（たの）しみ”もPRします。
慶應ワグネルならではのスタイルで「クラシック音楽」の魅力を伝えようとする試み、また「日吉の街」とのコラボを、音楽と「飲食店」とのタイアップにて実現しようとする試みに注目が集まる週末のひとときとなりそうです。
当日は入場無料。全席自由席、途中での入退場も可とのことです。
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【参考リンク】
・ワグネル弦楽器セクション（Facebookページ）※曲目紹介の詳細記述（連載投稿）あり
・慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ公式ホームページ
・慶應義塾大学日吉キャンパス協生館の公式サイト（藤原洋記念ホールへのアクセス）
