【グルメレポート第26回:2017年11月13日「日吉・綱島編」】日吉と綱島には、ハンバーグをメイン商品とするファミリーレストランがそれぞれ店舗を置いています。両エリアに出店した当時は、関東周辺が中心のチェーンだったのが、今や全国規模の一大ファミレスとして拡大。日吉と綱島での開店から10年超を経て比較的安価で食べられる“ハンバーグファミレス”として定着した感があります。
「ココス(COCO’S)」はもともとは米国西海岸発祥のファミレスチェーンでしたが、1978(昭和53)年に茨城県の食品スーパーが日本での展開を開始。2000年に「すき家」や「なか卯」を展開するゼンショーの傘下に入り、2006年ごろから首都圏を中心に積極出店した際に開店したのが「ココス日吉店」(日吉7、2006年3月30日オープン)と「ココス綱島店」(綱島西3、2006年12月15日オープン)です。
今年(2017年)9月に全都道府県への出店を達成し、晴れて全国チェーンとなったココスの特徴はハンバーグ。長方形の形や、鉄板とともに添えられた「ペレット(焼き石)」で“焼きしめて食べる”形態など、ココスならではといえそうです。
同チェーンでもっとも人気だという「ココスビーフハンバーグ」(税別690円、ライスなどは別)は、粗挽きビーフ100%の180グラムの商品。平日10時から15時のランチタイムには、ライスとスープが付いて同790円で提供されています。
ハンバーグの内部が7割くらい焼いたミディアムに近い形で出てくるので、食べる分をペレット上に置いて、焼いて食べるのがココス流。常に焼きたての味が楽しめるわけです。
ただ、ペレットにハンバーグを押し当てると、肉が石にくっついてしまうのが少しやっかいで、急いでいる時には、箸でそのまま食したくなる誘惑も(それはそれで味わえます)。
もう一つ、ココスにしかないであろうめずらしい一品が「タコサラダ」(税別590円)で、米国発祥であることを唯一伝える伝統のメニューだといいます。
スナック菓子のようにパリパリに揚げた「トルティーヤ」を器として使ったユニークなサラダで、これだけでお腹が満たされてしまう一品。どうやって食べるのか、食べ方には少し悩んでしまいますが、ワインやビールなどのつまみにも合いそうです。
また、日吉店(綱島店は行っていません)で毎日朝7時から10時まで行われている「朝食バイキング」も同チェーンの特色。
大人は税別680円(税込734円)、小学生以下が同480円(同518円)、3歳以下無料(土日祝は大人のみ100円高)という価格で、ドリンクバーも含め約30種類が“食べ放題”となる朝食メニューです。
日吉店では小型パン5種類ほどとカレー、麺類1種類、ごはん、納豆、生卵、味噌汁、スープ、5~6種の野菜などが提供されており、シティホテルとビジネスホテルの中間のようなホテルで供される朝食バイキングといった雰囲気。朝の時間をゆっくり過ごせる層の利用者が目立ちます。
日吉店は駅東口から徒歩だと20分程度かかってしまいますが、その分、専用駐車場が広く、綱島店(セブンイレブン横浜綱島西3丁目店2階)は車では若干行きづらいのですが、駅西口から徒歩3~4分とアクセスしやすい位置にあります。「ドラえもん」をキャラクターにしたテレビCMで知られるように、子ども連れでも行きやすいハンバーグファミレスです。
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【参考リンク】