港北版「FBI」を区内くまなく配置、被害甚大の日吉地区で徹底抗戦なるか

横浜日吉新聞

港北区内で最悪のペースで増加する振り込め詐欺をストップするには――「港北FBI」F=振り込め詐欺B=撲滅(ぼくめつ)・I=インストラクター(指導員))が、今後、港北区内の各地域で活躍しそうです。

港北FBI(振り込め詐欺撲滅インストラクター=指導員)が活躍なるか。区内151の自治会・町内会の会長、副会長、防犯担当分のネックストラップが配布された

港北FBI(振り込め詐欺撲滅インストラクター=指導員)が活躍なるか。区内151の自治会・町内会の会長、副会長、防犯担当分のネックストラップが配布された

港北警察署港北防犯協会は、きのう(2017年10月)20日(金)午後、区内の自治会・町内会の代表である港北区連合町内会「港北FBI(振り込め詐欺撲滅指導員)」の任務を委嘱。港北区役所にて委嘱式が行われ、FBIと銘打ったプレート入りのネックストラップを配布し「地域ぐるみ」での詐欺防止への協力を訴えました。

「港北FBI」を委嘱されたのは、港北区連合町内会に所属する区内151の自治会・町内会の会長、副会長、防犯担当の各3名。オレオレ詐欺などの特殊詐欺の港北区内での被害は、きのう(10月)19日現在で61件、被害額は2億円超と、前年同時期を上回る最悪のペースとなっています。

港北防犯協会の川島武俊会長、港北警察署にこの10月から着任した生活安全課の鎌倉清課長(右)から、13地区の各連合町内会長にネックストラップが配布された

港北防犯協会の川島武俊会長、港北警察署にこの10月から着任した生活安全課の鎌倉清課長(右)から、13地区の各連合町内会長にネックストラップが配布された

同署生活安全課によると、「港北FBI」の構想は、今年8月頃から練ってきたといい、ネックストラップのデザインも同課防犯担当職員らによるデザイン。

港北防犯協会がこの主旨に賛同し、同協会の川島武俊会長(篠原地区連合自治会会長)、同署生活安全課の鎌倉清課長から、区内13地区の連合町内会長に、各自治会・町内会毎に3つずつのストラップが配布されました。

今年10月から港北区に着任したばかりだという鎌倉課長は、「振り込め詐欺撲滅に向けて区民の皆さんと協力して頑張っていきたい」と、港北FBIのストラップを各会合やイベントにて身につけてもらい、詐欺ストップへの指導(インストラクション)を行ってもらうようにと協力を呼び掛けます。

委嘱された側の代表として、港北区連合町内会の小林辰雄会長(新吉田連合町内会会長)は、「区内はもちろん、地元・新吉田エリアでも振り込め詐欺の電話が多く入ってきているので、地域の皆さんが詐欺にひっかからないように周知していきたい」との使命感でこれに臨みます。

「港北FBIでオレオレ詐欺撲滅」との決意を新たにしたいと港北区連合町内会の小林辰雄会長

「港北FBIでオレオレ詐欺撲滅」との決意を新たにしたいと港北区連合町内会の小林辰雄会長

同席した横山日出夫港北区長も、「オレオレ詐欺犯は、あの手この手を使って騙そうと電話をかけてきます。その手口も複雑化しており、被害も拡大中です。電話がかかってきた時に動揺せず、いかに冷静になれるかが大切だと思います。港北FBIの皆さんがストラップを付けることによって、いざという時にぜひ詐欺だと気付いてもらえたら。啓発活動を区内すみずみまでお願いします」と、新たに“任命”された港北FBIへの熱きエールを送っていました。

港北警察では、10月から増員態勢にて東急東横線沿線の区内各駅と、被害額が多いエリアという日吉本町駅の駅頭にて、署員が高齢者へ詐欺防止の声掛けを行う防犯活動を実施しているといい、ここ最近では、同署にも一日あたり10数件の「電話がかかってきた」という“前兆電話”の通報があるとのこと。

FBIストラップの裏には「『お金を用意して』『ATMに行って』『キャッシュカードを渡して』『暗証番号を確認させて』は詐欺、一旦電話を切って相談を」と記した同署が今年制作したポスターと同じデザインを刷っており、「FBIの活躍で、1件でも被害が起きないように」と、詐欺撲滅への“身近な”地域の人々同士での呼び掛け・協力を強く訴えています。

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【参考リンク】

港北区連合町内会のサイト

港北区内の振り込め詐欺発生情報(港北区役所、町名別の具体的な被害状況を速報)

神奈川県港北警察署サイト


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