日吉台中が今年で70周年、11/3(金・祝)に地域向けに記念ライブイベント

横浜日吉新聞
今年4月で日吉台中学校が70周年!記念イベントとして、シンガーソングライターの畠山美由紀さんを招きチャリティー・ライブを開催することが決定。学校の周囲にも、このポスターがあちこちに貼られるなど、お祭りムードとなっている(同校提供)

今年4月で日吉台中学校が70周年を迎え記念イベントを11月3日(金・祝)に開催する(同校提供)

今年(2017年)4月で70周年を迎えた横浜市立日吉台中学校(日吉本町4)が新たな歴史を刻みます。来月(11月)3日(金・祝)14時30分(開場14時)より、同中学のライブイベントを行います。

企画の仕掛け人は、2013年に第19代校長として着任した高橋秀吉校長。今年で5年目の学校運営となり、「70周年を無事迎えられたのは、地域の方々のおかげと心から感謝しています。恩返しの思いを込めて、多く皆様にお越しいただけたなら」と、広く地域の人々の来訪を呼び掛けます。

毎年秋のこの時期に、PTAの主催文化事業として公開イベントを開催してきた同校ですが、今回は「プロのシンガーソングライターを招いて、保護者や地域のみなさんとの一大記念イベントとして実現させたい」と心境を語ります。

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「社会で生きていく」ための個々の生徒に応じた教育を実践

日吉台中学校の第19代となる高橋秀吉校長。地域の顔として活躍し5年目となる。「ガラス張り」で外からも見やすくなったという校長室にて。“風通しの良いコミュニケーション”を信条としている

日吉台中学校の第19代となる高橋秀吉校長。地域の顔として活躍し5年目となる。「ガラス張り」で外からも見やすくなったという校長室にて。“風通しの良いコミュニケーション”を信条としている

日吉台中学校は、横浜市立の中学校の中では、2017年9月現在、敷地の広さが金沢中学校(金沢区)に次いで第2位生徒数は寺尾中学校(鶴見区)、瀬谷中学校(瀬谷区)に次いで第3位。特に生徒数は「今年1000人を超えてしまいました」と、市内でもマンモス校となっている現状の中、「教育の質は1番」を目指しているとのこと。

着任してからも「子どもたちの状況は変わってきていると感じています。いわゆる“結果”、子どもたちにどういう力を付けさせるかという点も、実に多様になっていると感じています」と、家庭環境一つにしても様々な状況や背景を子どもたちが抱えながら通学しているといい、今年のキャッチフレーズは“多様性”と“柔軟性”と決め、個々の生徒の個性に応じた指導を心懸けているといいます。

学校に保管されている周年記念冊子

学校に保管されている周年記念冊子

“自分らしい、充実した人生を送るための教育”に力を入れていることから、「思考力」「判断力」そして「表現力」を磨き、「社会で生きていくためには」という、一人ひとりが力強く生きていくための教育を行っていきたいという理念を実践しています。

先月(9月)には、2000年にシドニーパラリンピックで金メダルを獲得した “パラリンピアン”葭原滋男(よしはらしげお)氏を招いた全校生徒が参加しての特別授業も実施。人権感覚を磨き、「人と一緒に協働できる力」人と共に生きる「共生社会」を学ぶ機会を作ることができたとのこと。

教師の提案で、より細やかな生徒の指導を行うためにもと、毎朝8時から校長室でのミーティングも実施しているといい、「風通しの良い、開かれたコミュニケーション空間を作るよう努めているんです」と、より良い学校環境を作るための努力を、一人ひとりの教職員らが自ら行っているといいます。

生徒たちが自ら学び、考え、共に助け合う環境が整ってきた。2011年の東日本大震災で壊れてしまった学校内の池も、生徒たちが自ら修復したという

生徒たちが自ら学び、考え、共に助け合う環境が整ってきた。2011年の東日本大震災で壊れてしまった学校内の池も、生徒たちが自ら修復したという

「複数の教員が子どもたちをみることができる」メリットから、学年の教員全体が進級毎に毎年持ち上がるようにしているのも特色。学力も確実に向上してきており、公立、私立の難関高校への進学実績も生徒・保護者らから高く評価されているほか、「教室に入るのが難しい」という子どもに対しても、横浜市の方針に則り「特別支援教室」(個別に応じた指導を行う場所)としての「スタディ・ルーム」を設置。手厚くケアしています。

生徒数から活発と言われる部活動も、「馴染める生徒もいれば馴染みにくい生徒もいます。個人差がとても大きく、全ての生徒にとってのニーズを叶えるのは大変難しくなっています」と、多様化した価値観における教育の難しさを指摘しながらも、生徒一人ひとりにとっての“学校での居場所”づくりはもちろん、個々の生徒にとってのより良い教育環境を実現するための努力を重ねてきたと、高橋校長はその日々の取り組みについての熱き想いを語ります。

校長自らイベントにも出演し、地域と“協働”で学校づくり

学校には「地域からのお便り」コーナーも。特に日吉の子育て関連団体のボランティア・メンバーらの熱心さや、生徒たちへのあたたかさには胸打たれることが多いという

学校には「地域からのお便り」コーナーも。特に日吉の子育て関連団体のボランティア・メンバーらの熱心さや、生徒たちへのあたたかさには胸打たれることが多いという

地域とのかかわりについても、2年生が、地元エリアの100を超える事業所に、2日間にわたり職業体験にも出向くことも。

通学路に毎日立っては生徒を見守ってくださる方や、子どもたちの話しやすい相談相手になってくれる方など、この日吉台中が“地域の学校”としての学校づくりを行ってきたこと、また多く地域の皆さんがそれを支えてくださってきたことが本当にありがたいと感じています」と、これからも地域と共にこれからの社会を生きていく子どもたちのための“学校づくり”を行っていきたいとのこと。

日吉台中にかかわった一人ひとりが、新しい学校の歴史を創っていく

日吉台中にかかわった一人ひとりが、新しい学校の歴史を創っていく

より“開かれた場所”として、着任後に校長室のガラスも透明化より話しやすい、相談しやすい環境づくりを行ってきた高橋校長も企画する今回のイベントには、自らも参加する20代から50代までの男女メンバーによるロックバンド「プカプカ(puka puka)」も登場する予定。

まだまだ課題もあるこの学校ですが、ぜひ皆さんにより親しんでいただき、ご一緒により良い学校づくりをさせていただけたなら。これからも“地域と共に”。これからの社会を生きていく子どもたちのためにも、ぜひこれからも“地域の学校”としての日吉台中をご声援ください」と、ライブ当日の参加、そして70周年を迎えた同校への支援、また、“より良い学校づくり”への協力を広く呼び掛けています。

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【参考リンク】

横浜市立日吉台中学校公式サイト

台中のあゆみ(横浜市立日吉台中学校公式サイト)

昭和25年(1950年)当時の南日吉(とうよこ沿線)※「田んぼの中に建った日吉台中学校」の写真掲載

南日吉が急変した昭和25年~37年(1962年)当時(とうよこ沿線)※昭和37年当時の写真掲載


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