日吉駅生まれの「かぶと虫」今年は早めの誕生、展示も早めに終了か

横浜日吉新聞
今年も日吉駅地上改札口外、券売機近くに「カブトムシ」がやってきた!駅員の皆さんが深夜に面倒を見ることもあるという

今年も日吉駅地上改札口外、券売機近くに「カブトムシ」がやってきた!駅員の皆さんが深夜に面倒を見ることもあるという

日吉駅に夏の訪れを告げるカブトムシが今年(2017年)も人気を集めています。東急地上改札外の自動改札機脇に、2014年の初めての実施から毎年、通算で4回目となるカブトムシの展示は、東急線内でもここだけ。子どもばかりでなく、大学生や大人たちもふと足を止めるこの大人気コーナーは、昨年の展示終了後からずっと今年の展示にむけて世話をしてきた駅員たちの苦労があってこそといいます。

昨年(2016年)夏の展示終了後生まれたカブトムシの卵は、同9月には96匹が幼虫に。以降、2ヶ月に1度は土を新しいものに入れ替える作業がとても大変だったとのこと。その甲斐あってか、例年より早い今年6月25日には一気に40匹もカブトムシが誕生し、同日より展示を開始します。

木登り、追いかけっこも楽しそう

木登り、追いかけっこも楽しそう

以降も、「1日に10匹生まれる日もありました」(同駅担当者)と、60匹以上はいる(7月4日現在)という多くのカブトムシたちが、所狭しと賑やかに展示ケースの中を動き回っています。

やはり「虫が苦手なお客様や駅員」への配慮も行っているといいますが、なんとか今年も継続できたことで、「特にお客様からは大変な好評をいただいていると思います」と同駅。

ただ、例年より早く生まれてしまったため、「7月下旬には展示ができなくなるかもしれません。カブトムシは交尾を終えてしまうと死んでしまうのです」と、時折利用者から寄贈されるというカブトムシの「寿命」次第で、展示終了時期を考えたいといいます。

夜間は「虫嫌いな方を不快にさせない」配慮もありカバーをかけているという。右奥には「日吉丸の会」による日吉の森で生まれ、森に帰るカブトムシについての貼り紙も

夜間は「虫嫌いな方を不快にさせない」配慮もありカバーをかけているという。右奥には「日吉丸の会」による日吉の森で生まれ、森に帰るカブトムシについての貼り紙も

また、慶應義塾大学日吉キャンパスの森(まむし谷)の自然環境保護の活動をしている日吉丸の会(日吉4・小宮繁代表)の協力により、生き残ったカブトムシの一部は、今年もまむし谷に放たれる予定です。

元々は日吉・まむし谷の森で生まれたカブトムシの子孫たち。1年間、それ以前からの「命の営み」を引き継いだカブトムシたちを「愛情をもって」育てる同駅の姿勢こそが、展示を眺める人々に伝わっているかのような「ほっと」できるスポット。

今年は駅改札内にもツバメの巣が現れるなど「駅の生きもの」たちが、せわしない人間たちの営みをそっと癒やす時間を産み出す「日吉駅」の魅力は、あとおそらくわずかとなった展示期間においても、同駅の利用者からの大きな話題となりそうです。

【関連記事】

<日吉駅>風物詩の「かぶと場、日吉で生まれ育ち迎えた3年目の夏(2016年7月7日)

東急電鉄が沿線の緑化活動を支援、「みどリンク」の対象グループを募集(2016年10月5日)

高い評価を得ている日吉の環境保護活動、森を守る2つの団体に注目(2016年6月13日)※日吉丸の会の活動について記述あり

【参考リンク】

日吉駅(東急電鉄公式サイト)

慶應義塾大学日吉丸の会公式サイト


関連スポンサー広告(グーグルから配信)