日吉の慶應大学院+ラグビー部、日吉台小の5年生に行った先進的な授業とは

横浜日吉新聞

スポーツデータを通じた未来型の教育などを実践するため、先月(2017年6月)1日に協定を結んだ港北区と慶應義塾大学日吉キャンパスを拠点とする同大大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)。両者の取り組みの一つとして、日吉台小学校(日吉本町1)の5年生を対象にした「スポーツデータサイエンス教室」が行われました。

国際的に例を見ない大学院」(同研究科)であるSDM研究科と、日本のラグビーにおいて元祖的な存在である慶應大学ラグビー(蹴球)部が行った先進的な授業の内容を写真で紹介します。

今回の「スポーツデータサイエンス教室」プログラムを主導したSDM研究科の神武(こうたけ)直彦准教授は、矢上にキャンパスを置く理工学部の出身。宇宙航空研究開発機構などを経てSDM研究科の教員となっています。実は自身も元ラグビー選手で、今回の授業をもっとも楽しみにしていた一人

慶應ラグビー部のフィジカルコーチである太田千尋さんが今回の授業におけるテーマを説明。体格で劣る日本チームが欧米の強豪に勝つためには、データをもとにした戦略をたて、頭を使うことが重要だと説きます

今日の受講生は日吉台小学校5年1組の37人。3つのチームに分かれ、試合を前に戦略のアイデアを出し合います。児童ならではのユニークな内容も飛び出し現役ラグビー部員もびっくり!

児童一人ひとりが出したアイデアのなかから、「空いている場所があれば声を掛け合う」「ボールを持っている人のことを考えて動く」など、試合での戦略をチームごとに決めていきました

チームごとに戦略を決めた後は、「日本ラグビー蹴球発祥記念碑」もある下田町1丁目の慶應ラグビー部グラウンドで「タッチラグビー」の試合に臨みます

まずはパス回しの準備運動から。いざボールに触るとみな真剣な表情になっていました

試合ではさらに真剣勝負の顔に。立っているだけでも蒸し暑いなか、3分間のゲームを計6試合こなしました。トライ場所を間違って悔しがっていた女子児童が次の試合では見事トライを決めて喜んでいる姿も見られました

上空に超小型飛行機の「ドローン」を飛ばし、試合での児童の動きを撮影しました

試合後はチームごとに戦略にそって動けていたかどうかを振り返ります

チームごとに良かった点や悪かった点をそれぞれ発表

ドローンを飛ばして上空から撮った映像をみながらチームの動きを検証。児童からは「あれ私だ!」「あそこの場所は空いていたのか」といった声も

GPSを使って全体の動きを検証した結果が発表されます。前回より最大速度やダッシュ率(加速度)は下がりましたが、チーム全体の動きを示した「頑張り度」は最高の数値に

各個人の動きを短時間の間に解析したSDM研究科の先生から、その結果が発表されます。これにより、一人ひとりの動きも分かります

最後は教員や学生、部員、児童ら参加者全員が感想を述べあって「スポーツデータサイエンス教室」の授業が締めくくられました。児童からは「ラグビーに興味を持てた」という声や「友達との関係が深まった」との感想が出ていたほか、ラグビーを習っている児童は「次に生かしたい」と意欲を見せていました

なお、日吉台小の5年生を対象とした「スポーツデータサイエンス教室」は、今月(2017年7月)に最後となる3回目が行われます。

【関連記事】

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名門慶應ラグビー部が指導、7/2(日)に下田町で小学4~6年生対象の「体験会」(2017年6月14日)

【参考リンク】

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科

慶應義塾大学蹴球(ラグビー)部


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