“アメニモマケズ”雨が降っても屋内では「夜店」としてのセールや販売を実施しても良いというルールになっている。昨年のチーズ日吉本町での開催の様子（2016年9月3日18時頃）
恒例の「夜店」は雨が降っても開催――地下鉄グリーンライン日吉本町駅近く、南日吉商店街で夏場の6月から10月（8月を除く）までの第1土曜日に計4回実施される「夜店」は、今月は今年の第2回目の開催、きょう（2017年7月）1日（土）17時～20時まで行われます。
この夜店の魅力は、南日吉商店会（小嶋純一会長）に所属する店舗や、周辺地域の市民の子育て団体などが「南日吉のお祭り」にこだわって集うところが特徴。
会場周辺の道路も通行止めとなることから、出店者が思い思いの出店を行い、また全般的に「ワンコインでも楽しめる」子どもたちが夢中になれるゲームや飲食販売もあるところも人気で、より地域に浸透してきているのか、「来場者も増加傾向」（主催者）と、その盛り上がりが回を重ねるごとに一層増しているといいます。
印象的なのは、実際に軒を連ねる各業態・業界の小売店などが、各店ならではの特長やアイデアを凝らして出店しているところ。「飲食を禁止」するフリーマーケットなども多い中、特に飲食店が自分の店のスペース前にて通常の営業をしながら参加できることも出店側にとっても好評を博しており、南日吉商店街に一昨年前（2015年）12月にオープンしたイタリア料理店「チーズ（Cheese）日吉本町」（日吉本町3）も、今回で6回目の参加の予定になるといいます。
先月開催時のチーズ日吉本町。例年より多く来客があり賑わったという。イタリア料理店らしい軽食やドリンク、“100円玉で食べられる”かき氷やあげパスタも人気に（2017年6月3日）
店長（料理長）の北野富久さんは、「この夜店に参加することで、お店の存在をより多くの方々に知ってもらえたと実感できるところが嬉しく思っています」と、このイベントのメリットを熱く語ります。
イベントでの参加による認知度の向上は「口コミより効果がある」とのことで、「参加することで地域への貢献が出来ていると感じています。売り上げも通常営業時より多くなる上に、夜店が終わった後も、夜店の流れで多く皆さんに店内にもお越しいただくことができて、閉店時間まで賑わっているんです」と、そのイベント波及効果についても笑顔で説明します。
イタリア料理の店ということもあり、店先で販売する夜店用テイクアウトのメニューは、イタリアのサンドイッチ「パニーニ」（350円＝価格はいずれも税込）やナポリタン（450円）、ラザニアやオムライス（500円）と、同店の得意分野を活かした選択が可能。
雨天時は店内でゆっくり寛ぐのも良さそう（チーズ日吉本町店内）
ドリンクも生ビール（350円）のほか、樽詰のスパークリングワインで最近都内では大人気という「ポールスター」（350円）、スペインやポルトガルで良く飲まれているという白ワインにフルーツを入れるなど飲みやすくしたお酒「サングリア白」（400円）も「日頃の感謝の想いを込めて」（北野さん）求めやすい価格で提供しているといいます。
特に、子どもたちには「100円玉を握りしめて来てもらいたくて」と、子どもサイズのかき氷（いちご・メロン・ブルーハワイ）やカリカリ感が特色の「あげパスタ」（いずれも100円）もまさに“百円玉1枚”で購入可能なためか、子どもたちにも大好評。
「お子さんを中心に楽しく過ごしてもらえたらと思っています。雨が降った場合は屋外の出店は基本的には中止となるルールなのですが、できるだけ“雨にも負けず”濡れない店頭や店内にて夜店の雰囲気を楽しんでいただきたいと思い準備をしていますので、ぜひ今回も“雨が降っても”ご来場ください」と、より多くの来訪を呼び掛けています。
【関連記事】
・初夏の訪れ告げる南日吉商店街の「夜店」、2017年の1回目は今週末6/3（土）に(2017年6月1日）
・＜追記あり＞季節はいよいよ秋へ、「南日吉商店街」恒例の夜店企画、9/3（土）も20時まで開催（2016年8月31日）※チーズ日吉本町が参加の写真掲載あり
・＜南日吉商店街＞12月オープンのイタリアン「チーズ」がランチ営業開始！飲み放題も（2016年1月15日）
【参考リンク】
・日吉本町チーズの場所～グーグルマップ（日吉本町駅から350m徒歩約5分／日吉駅西口から1.1km徒歩約14分）
・駐輪場が設けられる金蔵寺の桜大門（グーグルマップ）
