<綱島駅西口>花植え活動が高評価、東急が支援でプランター25基を新調

横浜日吉新聞
東急電鉄の「みど*リンク」アクション認定証授与式が6月17日に行われ、東急電鉄・都市創造本部の松原俊太郎さん(写真左)から綱島西口商栄会の猿渡功会長に認定証書が手渡された

東急電鉄の「みど*リンク」アクション認定証授与式が6月17日に行われ、東急電鉄・都市創造本部の松原俊太郎さん(写真左)から綱島西口商栄会の猿渡功会長に認定証書が手渡された

綱島西口商店街が「花のボランティア活動」でより美しさと輝きを増しています。東急電鉄が沿線地域を対象に行っている緑化活動「みど*リンク」アクションの2017年支援対象に綱島西口商店街の「綱島西口商栄会(しょうえいかい)」(綱島西1)が選出され、先週(2017年6月)17日(土)10時より「認定証授与式」が同商店街にて開催されました。

この「みど*リンク」アクションは、東急が2012年から「緑化をきっかけに地域のコミュニティの広がりや深まりのある企画」などを行っているグループを対象に物品を支援する取り組みで、これまで沿線の51グループに支援を実施、新たに今年8団体の支援を行ったものです。

関連スポンサー広告(グーグルから配信)

「プランターをリニューアル」し綱島の街を“明るく”との想い

「底面給水システム」付の白い大型プランター25基を導入。これまでとは見違える“新しさ”ゆえの美しさに加え、給水システムにより土の乾きが全く違うという

「底面給水システム」付の白い大型プランター25基を導入。これまでとは見違える“新しさ”ゆえの美しさに加え、給水システムにより土の乾きが全く違うという

今回受賞対象となった花植えのボランティア活動を行っている同商店街のグループ「ウエストアベニュー」(吉原智恵子代表)によると、綱島西口からすぐの三井住友銀行・りそな銀行前に設置されていたプランターは、花植え活動を商店街から依頼された当時には、いつ誰が設置したか不明、またひび割れや欠けた部分が「危険」と感じるほどに老朽化。「せっかく花を植えて、駅前の通りを歩く人に楽しんでいただくなら、プランターをリニューアルし街を明るくしたい」(同会)と、昨年末までに募集されていた今年の「みど*リンク」アクションにエントリー応募していました。

綱島は横浜市内で放置自転車ワースト4位(2014年11月データ)という状況下。プランターを並べて設置することで放置自転車を防ぎ美化を促進、「街のイメージアップと商店の集客効果も期待したい」(同商店会)と、商店街を挙げて「ウエストアベニュー」や、一緒に商店街の美化活動に努める地域ボランティア「グループ花いっぱいTsunashima(綱島)」(真島淳子代表)の支援を行ってきました。

「コミュニティがしっかりした街」で沿線価値も向上

近隣の保育園・尚花愛児園(綱島西2)内の尚華塾アート教室の児童がこの日のために描いた「放置自転車防止ポスター」

近隣の保育園・尚花愛児園(綱島西2)内の尚華塾アート教室の児童がこの日のために描いた「放置自転車防止ポスター」

認定式当日は、両ボランティアグループのメンバーや東急電鉄関係者、商店街関係者ら約40名が出席。冒頭であいさつした綱島西口商栄会の猿渡功会長は、今回の式典のためにと地元・綱島の「尚華塾アート教室」(綱島西2)の年少から小学生までの児童が描いた「放置自転車防止ポスター」50枚を前日から作業し掲示したと紹介。「花よりきれいな子どもたちの絵」とその“美しさ”を称(たた)えます。

続いてあいさつした東急電鉄都市創造本部の松原俊太郎さんは、「『みど*リンク』アクションの実施前は、東急電鉄では、グリーニング(緑化)運動として花苗や木を配る活動を行ってきたのですが、東日本大震災も経て、2012年から地域コミュニティ作りを支援する一環としてのこの事業を行ってきました。コミュニティがしっかりした街は防犯対策上も良く、より“素敵な人”が集まってくる。東急沿線がそんな路線となること、それが私たちの仕事だと思っています」と、この支援活動を行うことで東急の沿線価値を向上させたいとの使命感を語ります。

最新プランターは「給水システム」付きで水やり手間も大幅軽減

大型プランターの水やりの機会は激減したが、放置自転車対策用に置いている小さなプランターは、特に夏場は1日2回は水やりが必要

大型プランターの水やりの機会は激減したが、放置自転車対策用に置いている小さなプランターは、特に夏場は1日2回は水やりが必要

商店街からプランターの管理を受け活動するウエストアベニューは、毎年春と秋に花苗の植え替え作業を地域の子ども会ボランティアやグループ花いっぱいTsunashimaのメンバーと実施。毎月1回は花がら摘み、苗の補充、雑草抜きなどの手入れ作業を行っていますが、中でも最も大変な作業は「毎日、2回は行う水やり」(吉原代表)とのこと。

今回の支援で初めてこのエリアに導入された「底面給水システム」付きの大型プランター25基については、「水やりの手間が1カ月半に1回程度で済むようになったんです」と、ウエストアベニューメンバーの目代(もくだい)静子さんも、小さなプランターへの水やりの手間はあるものの、最新式のプランター導入の効果はとても大きいと今回の支援に心から感謝しているといいます。

当日も晴れた土曜日とあって、放置自転車がすぐ近くまで「あふれそう」な綱島駅周辺でしたが、「この花壇スペースだけは放置自転車を置きにくい状況を作っているんです」と吉原代表。

「放置自転車ポスター」も掲示で“より街を美しく”

認定証授与式の後に行われた「夏の花」への植えかえ作業

認定証授与式の後に行われた「夏の花」への植えかえ作業

式典の後は、ウエストアベニュー、グループ花いっぱいTsunashimaのメンバーや、この日集まった児童・保護者らが、マリーゴールド、ポーチュラカ、サフィニア、サンビタリアなどの夏の花への植え替え作業も実施し、「放置自転車防止ポスター」と共に会場に花を添えていました。

数々のイベント開催や地域の人々のボランティア活動が活発な綱島西口商店街の一帯ですが、約4年ほど前から「老人会」の活動を引き継ぎ誕生したというウエストアベニュー。

「みど*リンク」アクション認定証授与式に参加された皆さん(写真:東急電鉄提供)

「みど*リンク」アクション認定証授与式に参加された皆さん(写真:東急電鉄提供)

ウエストアベニューの活動を共に支える「グループ花いっぱいTsunashima」は、今から16年以上も前(2001年)から活動スタート。一朝一夕にはならない「地域のまちづくり」ウエストアベニューの活動は、毎日の水やりや地道な月1回の手入れ作業、そしてそれに集う「綱島の人々の心」が支えています。

つい自転車を置いてしまう心に「ストップ」をかけることで、街もより美しくなる。綱島の商店街関係者やボランティアスタッフらが花と緑を大切にする想いが鉄道会社を動かし、街全体の価値を高める。この一見、地味な「一人ひとりの試み」こそが、「花を愛でる」以上の地域への愛情、愛着を増すきっかけとなる。そんな綱島の「コミュニティ作り」の底力は、この先の再開発事業でもおそらく発揮されていくのかもしれません。

【関連記事】

東急電鉄が沿線の緑化活動を支援、「みどリンク」の対象グループを募集(2016年10月5日)

15年間ひたすら綱島の街の美化に努めたボランティア団体、国が功績を表彰(2016年7月1日)

今週末からオープンガーデン5月開催、イベントの原点は綱島・真島さんの庭(2017年5月8日)

【参考リンク】

【2017】こどもたちと駅前通りを花いっぱいに!~綱島西口商栄会(東急電鉄「みど*リンク」アクション・2017年度支援グループ紹介)

綱島西口商栄会が2017年「みど*リンク」アクションの支援グループに選ばれました!(綱島もるねっと)


関連スポンサー広告(グーグルから配信)