<日大高入口交差点>至近で2棟のマンション計画、「狭い歩道」の行方に注目 | 横浜日吉新聞

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日大高校入口交差点に至近の箕輪町1丁目で、駐車場とアパート解体による敷地を使った2棟のマンション建築計画が現地に告知されました。「サンテラス日吉」バス停や「まいばすけっと港北箕輪町店」と「エネオス日吉SS(安斉商店)」に挟まれた計918平方メートルの2敷地に、4階建て共同住宅(14戸)を2棟建てる計画です。

マンション計画が明らかになった日大高校入口交差点の駐車場(左手)

現地に掲出された建築看板(標識)によると、計画地は467平方メートルの平面未舗装駐車場と、3棟の木造アパート「第一・第二・第三タチバナ荘」が建つ451平方メートルで、「書道教室」の看板も掲げられている建物はすべて6月中に解体するとしています。

新たに建てられる2棟の共同住宅は、いずれも4階建ての高さ12.3メートルで、旧アパートの敷地側には3台分の駐車場も設けられます。建築主はいずれも個人名で、設計者と工事施行者は「積水ハウス株式会社横浜シャーメゾン支店」と表示。

駐車場と後方に建つ3棟の木造アパートは解体したうえで4階建て2棟を建設

シャーメゾンは、積水ハウスが展開する重量鉄骨賃貸マンションのブランドで、2~4階建ての各種プランを用意。「入居者に選ばれ続けるクオリティで、オーナーさまの大切な資産を、将来まで続く賃貸住宅という価値に」(同ブランド紹介ページ)などと紹介しており、今回の計画も賃貸住宅として計画されている可能性があります。

計画地周辺の道路上は、人ひとりが通れるほどの歩道しか整備されていませんが、バス通りとして車の通行量が多いうえ、日吉台小学校の児童や日大高校・中学校への生徒らの通学ルートとして使われています。さらには、隣接する旧アピタ日吉店跡地などでは野村不動産による1320戸のマンション建設計画も進められており、横浜市に対して歩道や道路環境の改善を求める声が上がっています。

計画地(右側)の横にある歩道は人がひとり通るのがやっとで車道へのはみ出しが常態化

土地転換計画を機に、歩道拡張などの安全対策が少しでも進展するのでしょうか、注目が集まります。

)この計画は、読者の方より、「通勤通学時間の歩行者の危険性が極めて高いエリアなので、歩道拡幅整備が強く期待されます」とのコメントとあわせ情報提供がありました。ありがとうございます。

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【参考リンク】

マンション2棟の計画地(箕輪町1丁目25番地付近、グーグルマップ)

積水ハウス賃貸住宅「シャーメゾン」紹介ページ


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