高田周辺に保育園を作ってください――。そんな声が横浜市の「市民の声」コーナーに寄せられています。これによると、「待ち人数の多い高田周辺の保育園は諦め、職場と逆方向に4駅離れた無認可保育園に預けて復帰をする予定となりました。高田周辺は土地の問題で保育園が作れないと聞きましたが、西公園(高田西4)など広い公園の一部に保育園を作ることも検討してください」という切実な内容でした。
日吉や綱島に関しては、横浜市は毎年のように認可保育所の「重点整備地域」に指定していますが、認可4園と地元企業のトーエルが一般にも開放する事業所保育園が1つある高田エリアは、これまで“足りている”と判断されていました。ところが今回の声を裏付けるかのように、今年(2017年)1月から重点整備地域より少し弱い「整備が必要な地域」として高田駅から徒歩10分以内の高田東1~4丁目と高田西1~4丁目を挙げています。
一方、都市公園内に保育所を整備することについて市は、「保育ニーズが高く、活用できる用地の確保が難しいなど設置が困難な地域における代替策の1つと考えています。一方で、都市公園が本来有する機能や公園としてのニーズを満たす必要があることなどから、慎重に設置を検討していきます」と回答しています。
市は代替策の一つとしての認識を示しています。今後、高田に保育所が増えることはあるのでしょうか。
【関連記事】
・日吉・綱島で4月に9園新設もまだまだ足りぬ保育園、高田も不足で新設必要に(2017年2月1日)
【参考リンク】
・港北区高田周辺に保育園を作ってください(横浜市「市民の声」2017年2月)