医師と宗教者が死生観を語り合う貴重な講演会、3/4(土)午後に慶應藤原ホールで

横浜日吉新聞
3月4日(土)午後に行われる「日本人のこころの源にある死生観」のチラシ(主催者提供)

3月4日(土)午後に行われる「日本人のこころの源にある死生観」のチラシ(主催者提供)

医師から見た宗教、宗教者から見た医療とは――。横浜内科学会は神奈川県内科医学会との共催で「日本人のこころの源にある死生観」と題した特別講演会を来月(2017年3月)4日(土)に慶應義塾大学日吉キャンパス協生館の藤原洋記念ホールで開きます。仏教と神道の宗教者と医師が死生観をテーマに語り合うというめずらしい企画で、当日は誰でも無料で参加できます。

日本では今後、超高齢化社会から多死社会を迎えると言われており、「2025年問題」とも呼ばれています。こうしたなか、横浜内科学会と神奈川県内科医学会の健康長寿社会を目指す委員会では、古来より“看取(みと)りの文化”は宗教が担ってきた分野であることや、日本人には固有の宗教観が根付いていることを踏まえ、今回の講演会を企画したといいます。

今回登壇する高野山真言宗歓楽寺の井川裕覚住職は、関東臨床宗教師会で事務局長もつとめる

今回登壇する高野山真言宗歓楽寺の井川裕覚住職は、関東臨床宗教師会の事務局長もつとめる

登壇者である高野山真言宗歓楽寺の井川裕覚住職は今回の講演について、「阪神・淡路大震災や東日本大震災といった大災害、戦争やテロの脅威、私たちはいつも”死”と隣り合わせであることを感じさせられます。そんな、かけがえのない“いのち”を自分らしく生きるためにできることはなにか。仏教の死生観を学び、“いのち”のあり方について共に考えましょう」と話します。

産業医事務所 株式会社OHPA代表取締役・代表産業医の池内龍太郎さん

産業医事務所 株式会社OHPA代表取締役・代表産業医でもある池内龍太郎医師

また、精神科医で神社神道神職の池内龍太郎医師は「これから多死社会・少子高齢化社会がいっそう進む日本。病院や福祉施設や在宅ケアといった臨床の場では、宗教勧誘を目的とせずに、相手の価値観・人生観・信仰を尊重しながら、宗教者としての経験を活かして、苦悩や悲嘆を抱える人々に寄り添うことができる宗教者が必要です。宗教や宗派の垣根をこえた宗教者同士の協力が始まっています。医師・医療関係者と臨床の宗教者も、共に理解を深めて協力していく社会になるでしょう」といいます。

主催者は、「多死時代を目前に控える今だからこそ、医療現場や介護現場においてもう一度、日本人のこころの源にある死生観を再認識してみませんか」と呼び掛けています。

開催時間は14時から16時30分まで、事前申し込みは不要。当日直接会場へ。

【参考リンク】

3月4日(土)横浜内科学会・神奈川県内科医学会 健康長寿を社会を目指す委員会 特別講演会の詳細(横浜内科学会)

慶應義塾大学・協生館へのアクセス(慶應義塾大学ホームページ)


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