現在、この横浜日吉新聞には約1500本の記事が公開されていますが、なかにはほとんど読まれない記事もあれば、爆発的に読まれる記事もあります。今年(2016年)1月から昨日までにどんな内容がもっとも読まれたのかの「ベスト30」をまとめてみました。これを見れば、1年間に日吉と綱島でどんなことが起こったのか、何に関心が持たれているかを知ることができるかもしれません。
以下、2016年1月1日から12月24日までに読まれた記事のベスト30です。カッコ内の数値はそのページが何度表示されたのかを現しています(ページビュー)。
- 半世紀近い歴史を刻んだ日本最大級の「日吉台学生ハイツ」、3/20に迫る終幕(41,248)(2016年2月20日)→ 全国に散らばっている同ハイツ「出身者」の方を中心に読まれたようで、フェイスブックでの共有数は「5,997」におよんでいます。日吉を代表する重要な施設だったことを再認識させられました。
- 2019年4月の東急・相鉄直通まで4年弱、日吉住民から見たメリットとデメリットを考える(39,181)(2015年8月15日)→ 2015年に公開した記事ですが、当時、相鉄・東急直通線の工事に関する情報が少ないなかで、閲覧が集中したようです。
- <相鉄・東急直通の鉄道新線>日吉・綱島住民なら知っておきたい3つの焦点と展望(37,700)(2016年5月15日)→ こちらも2位と同じ理由で読まれたようです。日吉駅の始発着列車は大幅に減っても残ることなどが書かれています。
- <相鉄直通線の延期問題>「東急直通線」には完成施設が何もないという現実(36,150)(2016年8月27日)→ 2019年4月から2022年後半に完成時期の延期が発表されたことに対する考察です。
- 国の指針に残った「グリーンライン」の鶴見延伸、実現性と3つのルート(30,978)(2016年4月9日)→ 長年噂されている鶴見への延伸計画について真剣に考えてみました。
- エコタウン開発を目指すパナソニック跡地、9月中旬から米アップル大型施設の建設に着手(29,179)(2015年8月18日)→ 2015年の記事ですが、アップルの内容ということもあり、全国的に読まれたようです。
- 慶應日吉キャンパス内にパトカー10台以上が集まり食堂棟を封鎖、破壊行為?爆破予告?(29,177)(2016年9月13日)→ 慶應関係者の方にかなり拡散されたようです。物損被害は男子トイレの一部だけだった様子ですが、現場では尋常ではない捜査体制が敷かれていました。
- 相鉄直通工事で日吉駅ホームを渋谷側へ移動、7月から東横と目黒線の乗り換えに注意(27,015)(2016年6月7日)→ ホームが移動となる理由が明確に説明されていなかったこともあり、日吉で目黒線に乗り換えている多くの人に読まれました。
- 外資コンサル出身の創業者がこだわる究極のバーガー店、日吉駅近にオープン(24,491)(2016年10月7日)→ 創業者のユニークな経歴とこだわりぶりが共感を呼び、短期間のうちに全国的に拡散しました。
- アピタ日吉店、現店舗の閉鎖は11月中か、跡地は野村のエコマンション?(24,313)(2015年7月26日)→ 2015年の創刊間もない頃に書いた記事ですが、未だに読まれています。アピタ日吉店に対する注目度の高さがうかがえます。
- <2020年東京五輪>慶應日吉キャンパスが英国代表チームのキャンプ地に(23,355)(2016年1月20日)→ こちらも慶應関係者の方を中心に多く読まれました。まさか2020年東京五輪に日吉が関わることになるとは思わなかっただけに、喜びと驚きの拡散となったようです。
- 日吉と綱島の風景が一変する5つの巨大再開発、2016年5月の最新動向をまとめました(23,292)(2016年5月22日)→ 5月時点でまとめた内容ですが、刻一刻と変化しているので新たに2017年版も書かねばと思っています。
- 横浜市内に「活断層はない」とされますが、熊本と同時期に小規模地震が発生(21,460)(2016年4月16日)→ 4月に熊本地震が発生し、気になって調べて書きました。
- 綱島樽町にフィットネス付き日帰り天然温泉、来年4月のオープン前に会員募集(20,335)(2015年11月25日)→ 同施設は「綱島温泉」ではなく「綱島源泉」。もとは樽町で源泉が発見されたことにちなんでいるようで、今では相当な人気施設となっています。
- <2016年春ダイヤ改正>副都心線の明治神宮前(原宿)駅、日中は急行停車へ(19,440)(2015年12月20日)→ こちらは日吉や綱島の人以外に多く読まれた気がします。
- <アピタ跡の箕輪町計画>マンションは20階建て1320戸、日吉寄りに小型スーパー(19,229)(2016年10月11日)→ この時点で跡地計画の詳細が初めて明かされました。3000~4000人の街が新たに出現することになりそうです。
- 新綱島駅周辺は「思ったよりも軟弱地盤が深かった」、市が工事遅れの背景明かす(18,928)(2016年9月13日)→ 地質は実際に掘ってみないと分からない、そんなことを痛感させられました。
- 鶴見川の大綱橋付近で中高年男性の水死体、綱島東1丁目の河川敷で発見(18,483)(2016年3月12日)→ 残念なことに鶴見川で何か事故があるたびこの記事が浮上してしまい、見られる数だけが増えていきました。
- 日吉・綱島に最悪のシナリオは「川崎直下地震」、今から何をどう備えるべきか(17,589)(2016年4月19日)→ 熊本地震の発生直後に公開した記事です。川崎直下型が来ないことを祈るばかりです。
- <綱島駅>西口で飲食店オープン続々、東口は開業50年超「駅ビル商店街」で撤退相次ぐ(16,576)(2015年9月30日)→ 2015年の夏過ぎ、次々とテナントが撤退していた頃に書いた記事です。「異変」を感じて検索した方に多く読まれました。
- アピタ跡地は巨大再開発に、タワーマンションと学校新設という噂の真実味を探る(16,509)(2015年9月21日)→ 2015年の記事、タワーマンションではなかったものの、20階建ての高層マンションになりました。
- <綱島SST>アピタは2017年秋にオープン、次世代大型スーパーのモデル店に(16,492)(2016年3月28日)→ スーパー事業で苦戦するユニーにとって、次代を占う店舗となるようです。
- 綱島SSTの新「アピタ」は2017年9月にも開店、営業時間は9時から22時を予定(16,357)(2016年6月20日)→ テナント部分が多いだけに、どんなお店が入るのか興味深いところです
- 慶應矢上キャンパス近くで強盗、大学院生が全治3週間のケガ、4人組の犯人は逃走中(15,226)(2016年4月7日)→ のちに高田在住の少年グループによる犯行だったことがわかり、後味の悪さを感じました。
- アピタ跡地などに「日吉複合開発」の名称、高齢者向け住宅や買物施設も設置へ(14,204)(2016年3月30日)→ 小型のスーパーや商店街的な店舗も設けられる予定です。
- <朝ラッシュの東横線>通勤特急や急行のノロノロ運転緩和に期待、3月に新たな通過線(13,946)(2016年5月19日)→ 祐天寺駅に通過線が設けられるとの話題です。首都圏を中心に読まれたようです。
- <11/6(日)夜>日吉駅ホームで人が転落、突き落とした疑いの慶應大生を逮捕(13,735)(2016年11月7日)→ 来年春には東横線側にもホームドアが設けられるため、こうした事件はなくなるはずです。
- 綱島SSTに建設中、米アップルの研究所「綱島TDC」は今年12月に操業開始(13,583)(2016年3月27日)→ 施設自体は完成している様子ですが、実際には1月から本稼働との見方も。
- 綱島西で“魔の2歳児”殺める痛ましい事件、子育ての悩みはとにかく外へ吐き出せ(13,237)(2016年3月31日)→ 2016年でもっとも悲しかった事件。3カ月ほど前には師岡町でも同様の事件が起きており、孤立を防ぐためにも、地域の情報を発信し続けることの重要性を痛感させられました。
- <日吉・綱島の認可保育所>来年4月に7園新設し定員440人増、綱島台や綱島上町にも(13,103)(2016年4月13日)→ 建てても建てても足りない保育園。なかでも日吉と綱島は横浜市内のワースト地域です。「横浜市=待機児童ゼロ」などというのは間違った情報であることが分かるはずです。
以上「ベスト30」のほかにも、「意外にも多く読まれた記事」のベスト5をご紹介します。
- 地元民だけが知る?日吉駅近く「フレッシュマートながえ」の使い方(12,589)(2015年7月25日)→ 創刊間もない頃に書いた記事ですが、「ながえ」に公式サイトがないこともあり、今でも多く読まれています。日吉駅前唯一のスーパーなので常に一定数は読まれている様子です。
- 東急日吉駅が初の「慶應卒業記念切符」、卒業式当日の3/23(水)に発売(12,212)(2016年3月12日)→ まさかここまで読まれるのは想定外でした。初の発売というのがうけたようです。
- <コラム>自らの利益のため「日吉村」を引き裂いた大都市横浜と川崎の罪(12,007)(2016年1月3日)→ 戦争時のことは多数の資料が残され、語られていますが、「日吉村」については意外に知られていないためか、今もコンスタントに読まれています。
- 高田駅前に200mだけの立派な道路、実は新横浜と都内をつなぐ壮大計画の第一歩(10,928)(2016年7月15日)→ 地下鉄グリーンラインの開業に次いで、高田駅周辺が再び大きく変わる契機となるかもしれません。
- スマホで“超”見づらい横浜市のホームページ、リニューアルできない驚きの理由(10,564)(2016年9月17日)→ 日吉や綱島に直接的な関係はないのですが、どこのメディアも報じない無関心状態なのであえて書いてみました。同じ記事を「新横浜新聞~しんよこ新聞」にも載せたのですが、今月になってツイッター上を中心に拡散され、爆発的なヒット記事となっています。
2016年に読まれた記事の紹介は以上です。これからもご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
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