12/27(火)夜の日吉の丘フィル公演、塾高出身・SFCでも活躍の“要役”に期待

横浜日吉新聞
日吉の丘フィル第5回年末コンサートのコンサートマスターは、慶應義塾高校出身、現在慶應義塾アインクライネスオーケストラで活躍している島田知樹さんが務める(会場の協生館・藤原洋記念ホールをバックに)

日吉の丘フィル第5回年末コンサートのコンサートマスターは、慶應義塾高校出身、現在慶應義塾アインクライネスオーケストラで活躍している島田知樹さんが務める(会場の協生館・藤原洋記念ホールをバックに)

日吉の丘フィルを盛り上げるコンサートマスターは塾高出身、SFCでは指揮者としても活躍――2016年12月27日(火)18時30分(開場18時)より、慶應義塾大学藤原洋記念ホール(日吉4・日吉駅前)にて第5回年末コンサートを行う日吉の丘フィルハーモニーの練習が追い込みに入ってきました。

今回の楽曲は、シベリウスのフィンランディアチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、そしてドヴォルザークの交響曲第8番「祖国への郷愁」を感じさせる楽曲の全体練習も、あと4日残しているといいます。本番を前に、今回のオーケストラの「要(かなめ)役」、コンサートマスターの島田知樹(かずき)さん(大和市在住)にインタビュー。今回の演奏会への抱負を聞きました。

3歳からバイオリンをはじめ、塾高ワグネルでコンサートマスターに

島田さんがバイオリンを始めたのは3歳の時。「自分でやりたい」と言ったことがきっかけだったといいます。「当時、ピアノが好きだった母の影響もあったと思います。母は、国内外の出張も時折ある“働く女性”だったのに、練習にはずっと付き添ってくれたんです」と、今ではより多くみられるようにもなった当時からの「キャリアウーマン」の母親に支えられ、今日の自分があると語ります。

横浜国立大学附属横浜中学校(南区)から慶應義塾高校へ進学し、島田さんは初めて日吉の街と出会います。「お気に入りの場所は、まさに“日吉の丘”の上にある日吉公園(日吉2)。高校時代、よく散歩をしました。日吉台地下壕の見学(日吉4・慶應キャンパス内)も高校で企画提案したことで、歴史にも触れることができました。蝮谷(まむしだに・同キャンパス内)にたくさん残る日吉の自然も大好きなんです」と、少し恥ずかしそうに笑います。

母校の慶應義塾高校前にて。バイオリンは3歳の頃からたしなんできた。慶應義塾高校ワグネル・ソサィエティー・オーケストラに入部してからバイオリンの楽しさを実感し、「自ら」更なる音楽の世界へ

母校の慶應義塾高校前にて。バイオリンは3歳の頃からたしなんできた。慶應義塾高校ワグネル・ソサィエティー・オーケストラに入部してからバイオリンの楽しさを実感し、「自ら」更なる音楽の世界へ

実は、“真面目”にバイオリンを弾き始めたのは塾高に入学し、ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ部に入ってからのことだったといいます。

「小さい頃、バイオリンを自分でやりたい、と言いだしたとはいえ、幼少時から中学時代まではやはり“やらされている”という意識もあったのですが、この頃、“ワグネル、楽しいな”と、純粋に、バイオリンや音楽が好きだと思えるようになったんです」と、ここ日吉の塾高で、“音楽と心から向き合える”ようになった当時を懐かしく振り返ります。

練習熱心で、いつも最後まで残っていたことから、意気投合したんです」と日吉の丘フィル主宰で、当時の1歳年上の先輩、慶應塾高ワグネルで部長も務めた村松琢麻(たくま)さんはいいます。

塾高のワグネルに入部した頃から、「バイオリンの音が、他の人とは明らかに違っていると感じました」と村松さんが言うように、音にも「華」があったという島田さん。

入学した頃の3年生の先輩で、当時の塾高ワグネルの指揮をしていたという今回の公演の指揮者・榎本卓哉さんからは「アンサンブルの呼吸をそろえる大切さなど、厳しく、たくさんのことを教わりました」と、当時からの“縁”が、今回の日吉の丘にもつながっていることを強調します。

塾高から湘南藤沢キャンパス(SFC)へ。夏の演奏会では指揮者の大役も

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスが設立された1990年当初に結成されたアインクライネスオーケストラに島田さんは所属。今年夏の演奏会では初めて指揮者として舞台に立った

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスが設立された1990年当初に結成されたアインクライネスオーケストラに島田さんは所属。今年夏の演奏会では初めて指揮者として舞台に立った

高校3年生になり、晴れて、塾高のワグネル・オーケストラのコンサートマスターとして活躍の場を得た島田さんは、大学は湘南藤沢キャンパス(略称:SFC・藤沢市)にある総合政策学部に入学。昨年で創立25周年を迎えた慶應義塾アインクライネスオーケストラに入部し、2年目となった今年(2016年)6月に開催された夏季演奏会では、指揮者としてのデビューも飾ります。

新入生歓迎の演奏会でも指揮を行ったという島田さんですが、外部への披露はこの時が初めて。指揮はとても楽しい、と感じました」と、楽曲をまとめる更なる大役を務め、飛躍を遂げたことで、「日吉の丘フィルでも、指揮者の気持ちもより理解できるようになったと思っています」と、コンサートマスターとして、オーケストラ全体の“音作り”に、手腕をふるいたいと意気込みます。

周囲を和ませる人柄といわれる島田さんが盛り上げる今回の日吉の丘フィルの年末コンサート。主宰の村松さんも、「いつも楽しそうにしていて、ムードメーカーの役割です。昨年(2015年)の年末公演の練習時から、当時のコンサートマスターも“熱く”フォローしてくれるなど、今年は島田さんで、とその頃から決めていました。特に、今年は、高校生も、慶應義塾の湘南藤沢高校に在学中のメンバーが多く、“SFCつながり”でのまとめ役としても、活躍してもらいたいんです」と、オーケストラをまとめる島田さんの手腕に期待します。

直前に「20歳」を迎える記念の演奏会。「ぜひ来場を」

日吉の丘フィルの演奏会の数日前に二十歳になるという島田さん。「練習もあと4日。ぜひ多く皆さんのご期待に応えられる演奏になるよう、コンサートマスターとして頑張ります」と、当日までのメンバーのより一層の“結束”を誓う

日吉の丘フィルの演奏会の数日前に二十歳になるという島田さん。「練習もあと4日。ぜひ多く皆さんのご期待に応えられる演奏になるよう、コンサートマスターとして頑張ります」と、当日までのメンバーのより一層の“結束”を誓う

偶然にも「クリスマス・イブが誕生日なんです」とはにかむ島田さん。所属する慶應義塾アインクライネスオーケストラの演奏会が12月23日(金・祝)に開催。「まさに、誕生日を挟んだ両演奏会になります。20歳になる前の自分、そしてなった後の演奏をぜひ見てもらえたら」と、人生でも記念すべき二十歳(はたち)の誕生日が一層、色濃い想い出になると思われる島田さん。

今回のコンサートへの意気込みを聞くと、昨年(2015年)の演奏会とはまた雰囲気が異なり、指揮者・榎本さんのカラーは「クール(冷静さ)、クレバー(賢さ)、そして緻密さ」。指揮者と、オーケストラのメンバーたちとの「橋渡し役」としての大役に、「これまでの1回目から、4回目の日吉の丘フィルのどの回とも違ったを演奏を体感いただけると思います。よりメンバーの一体感も高められるよう全力を尽くします」と、いよいよ迫る年末公演に向けた想いを語ってくれました。

ラストを飾るドヴォルザークの交響曲8番第2楽章では、「聴きどころ」の島田さんのソロ部分が8小節あるといい、「ご期待いただければ」と、当日の来場を呼び掛けています。

日吉の丘フィル第5回年末コンサートは、バイオリン・ソロに大江馨(かおる)さんを招き開催。チケットも「まだ残席があります。当日券も現在70枚ほど発行予定ですが、ぜひお早目にお買い求めください」(主催者)とのことです。

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【参考リンク】

日吉の丘フィルハーモニー公式ホームページ

日吉の丘フィルハーモニーFacebookページ

日吉の丘フィルハーモニーTwitter

日吉の丘フィルハーモニー 第5回年末コンサート(クラシックの演奏会情報サイト・アマービレ)

慶應義塾アインクライネスオーケストラ公式ホームページ ※島田知樹さんが所属・2016年12月23日(金・祝)14時(開場:13時30分)より鎌倉芸術館で第25回定期演奏会を開催、島田さんもバイオリン・パートで参加予定(入場無料)

【アクセス情報】慶應義塾日吉キャンパス・協生館ホームページ(東急東横線・東急目黒線・横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅徒歩1分)

(提供:日吉の丘フィルハーモニー)


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