日吉台への慶應誘致など沿線史を大型写真で表現、東急がスペシャルコンテンツ | 横浜日吉新聞

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東急電鉄は、2022年に百周年を迎えるに際し、これまでの歴史をまとめた「THE HISTORY(ザ・ヒストリー)」と題する特別ページを今年(2016年)4月から順次インターネット上で展開しています。このほど第4回目が公開され、1916(大正5)年に渋沢栄一が理想的住宅地を構想したことに始まる同社の起源から、2003年に渋谷の「東急文化会館」が閉館するまでの歩みまでが閲覧できるようになりました。

「THE HISTORY(ザ・ヒストリー)」の1929(昭和4)年の項目には慶應誘致が掲載されている(同サイトより)

「THE HISTORY(ザ・ヒストリー)」の1929(昭和4)年の項目には慶應誘致が掲載されている(同サイトより)

ザ・ヒストリーは、東急電鉄の街づくりの軌跡をまとめたもので、節目ごとの出来事を画面いっぱいに広がる当時の白黒写真によって表現しているのが特徴です。

たとえば、1929(昭和4)年の項目には、「慶應義塾大学予科を日吉台に誘致」との見出しで、「震災で被災した慶応義塾に対し日吉台の土地約24万平米を無償で寄付。これを機に東横線沿線が益々学園都市の趣を備えてゆく」との説明文と1936(昭和11)年に撮影された慶應日吉キャンパスの写真が掲載されています。

東急沿線の懐かしい写真と歴史が一覧できる“スペシャルコンテンツ”。スマートフォンでは写真の全体像が見づらいので、パソコンでの閲覧をおすすめします。

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【参考リンク】

東急電鉄の街と住まい「THE HISTORY(ザ・ヒストリー)」


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