地震予測や富士山噴火が題材の貴重なシンポ、9/24(土)午後に日吉キャンパスで | 横浜日吉新聞

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慶應義塾大学の自然科学研究教育センターは、2016年9月24日(土)13時15分から17時35分まで、日吉キャンパス内で「地震と火山の脅威~その現状と予測」と題したシンポジウムを開きます。大型地震の発生や火山の噴火が頻発する日本列島で、現状分析を行うとともに、予測研究のあり方が議論される予定です。

自然科学研究教育センター・シンポジウム「地震と火山の脅威」のチラシ(同センターホームページより)

自然科学研究教育センター・シンポジウム「地震と火山の脅威」のチラシ(同センターホームページより)

当日は、東京大学地震研究所で地震予知研究センター長をつとめる平田直教授が「日本列島を襲う大地震~2016年熊本地震と将来の巨大地震」と題し、熊本で発生したようなマグニチュード7クラスの地震が起こるメカニズムや今後の可能性を解説。続いて、東京大学大学院理学系研究科・地球惑星科学専攻の井出哲教授は巨大地震発生直前に観察される「ゆっくり地震」について紹介します。

後半(15時35分)からは火山研究をテーマに、東京工業大学理学院火山流体研究センターの野上健治教授が「地球化学的手法による火山観測研究」との演題で、産業技術総合研究所で活断層・火山研究部門の総括研究主幹をつとめる山元孝広氏は「富士山噴火で想定される首都圏の火山災害」と題して講演が予定されています。

首都圏で発生が懸念される巨大地震や富士山の噴火という重要なテーマについて、先端の知見に触れられる貴重な機会となりそうです。

入場は無料で事前申し込みの必要はありません。会場は日吉キャンパス内の「第4校舎(B棟)」のJ11教室となっています。

【参考リンク】

2016年自然科学研究教育センター・シンポジウム「地震と火山の脅威」(2016年9月24日)

慶應義塾大学日吉キャンパスガイド


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