“メイドイン日吉”の紳士靴ブランドが新たに登場します。大塚製靴(東京都港区)は今月(2016年9月)15日から新ブランド「Otsuka~オーツカヨコハマメイド」の販売を全国で始める予定です。
この靴は日吉本町4丁目の大塚製靴横浜工場(日吉工場)で生産された商品で、品質にこだわりながらも価格を抑えたのが特徴。これまで同社の日吉工場などで生産された靴は、1足6万円以上の価格帯が中心の高級ブランドとなっていました。
今回のオーツカヨコハマメイドでは、「初めての一足への最適解」というコンセプトのもと、同社が約140年間にわたって日本人にぴったり合う靴を追求してきたデータをもとに、靴づくりの原型となる「木型」を作成。長年履き込んだような密着感を実現したといいます。そのうえで、税込価格を約2万6000円~2万7000円に抑えています。
現時点ではビジネス向けの10商品を公開しており、同社オンラインショップでは初回生産分の予約注文を受け付けています。9月15日以降は順次、同社が展開する全国のショップで販売が予定しているとのことです。
大塚製靴は1872(明治5)年に東京・新橋で創業。日本で最古の洋靴メーカーといわれる超老舗です。現在の本社は港区六本木にありますが、1936(昭和36)年から日吉本町4丁目に日吉工場を設けており、定期的に特売の「ファミリーセール」が行われる会場としても、地元内外で知られています。
【参考リンク】
・新ブランド「Otsuka」が9/15から全国で発売されます(2016年9月1日、大塚製靴)
・オーツカヨコハマメイドの商品紹介(大塚製靴公式オンラインショップ)