日吉の園児も初参加、8/21(日)午後の“全額”被災地支援コンサートで出演・観覧者募集 | 横浜日吉新聞

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「全ての人にとって楽しい時間となるように」と企画された「みんな地球の仲間 熊本地震チャリティーコンサート」(同コンサートの案内チラシ)

「全ての人にとって楽しい時間となるように」と企画された「みんな地球の仲間 熊本地震チャリティーコンサート」(同コンサートの案内チラシ)

全ての人にとって楽しい時間となるよう、日吉の園児たちも歌に踊りに大活躍――2016年8月21日(日)13時30分(開場:13時)より、鶴見区民文化センター・サルビアホール(鶴見駅より徒歩2分)にて、日吉の保育園児・卒園児20人らが出演する「みんな地球の仲間 熊本地震チャリティーコンサート」が開かれます。

現在、このチャリティーコンサートでは、参加者、観覧者を募集中。参加者、観覧車が支払う「費用の全額が熊本地震の義援金になります」と、同イベント実行委員会代表の日置加代さん(港北区在住)は、今回のコンサートへの意気込みを語ります。

日置さんは、現在、ピアノ伴奏、発声や音楽指導、ピアノ教室を主宰などする傍ら、1985年に設立された横浜市内を活動エリアとする女性合唱団「黎明(れいめい)」の代表として、同団の運営・プロデュースを行っています。

今回の企画は「元々、合唱団の発表会を次どうしようか、と話していたら、運良く鶴見のサルビアホールが取れたこともあり、他団体も招いての歌のフェスティバルとして企画しました。その企画や練習を行っている中、2016年4月の熊本地震が発生。収入の全額を被災者に直接寄付するというチャリティー・コンサートとして実施することを決めたんです」と、開催に至った経緯について語ります。

このコンサートに初参加する園児は、日吉駅近く・浜銀通りに2008年から認可保育園として移転開園した日吉みんなの保育園(日吉2、諸富隆子園長)の4歳児・5歳児クラスの16人と、今年卒園した4人の計20人。副園長の吉見絵里子さん(綱島在住)が、日置さんにピアノを習っていた時期があり、その縁で、2015年から同園の同クラスに月2回、日置さんが歌の指導を行うことになったことがきっかけとなり、今回のコンサートに出演することになったといいます。

日吉の地域に根差している園として知られる「日吉みんなの保育園」。前身の「下田共同保育所」は1973年設立と歴史は長い

日吉の地域に根差している園として知られる「日吉みんなの保育園」。前身の「下田共同保育所」は1973年設立と歴史は長い

同園は、月1回、保育室を開放した「遊ぼう会」で一般の乳幼児親子を受け入れたり、書道など小学生以上の子ども向けの習い事教室を実施したりと日吉地区の中でも“地域に開かれた園”として知られていますが、今回のように、座席数が650席もあるサルビアホールのような大きな会場での外部コンサートの園児の出演は初めてとのこと。また、女性合唱団「黎明」や、ピアノ教室も開催している日置さん側も、保育園児ら幼児との大掛かりなコラボレーションは初めての事で、練習にもより一層力が入っているといいます。

園児たちが歌う「せかいじゅうのこともたちが」「にじ」そして世代を越え広く知られたアニメソング「サザエさん」「アンパンマン」などの楽曲の伴奏は、日置さんが主宰する新吉田でのピアノ教室に通う小学生から大学生までの生徒が担当するといい、「ちょっと世の中を斜に構え、見ているのかな、と思っていた小学校高学年の生徒が、子どもたちと一緒に練習でステージに上がったら、活き活き、ニコニコと目を輝かせ、ピアノを弾くようになったんです。これには驚きました。世代を越えた交流、小さな子どもたちが、もっと大きな子どもたちに与える影響というのは、とても大きいものなのだ、と痛感しました」と、年齢を越え新しいステージを音楽で作り出すことが、いかに人々の心にとってプラスになるかということについて強調します。

2016年8月5日に同園で行われた練習風景。4月から今回のチャリティーコンサートに向けての練習を月2回ほど行ってきた。サルビアホールで既に練習を行った園児たちの表情は輝いていたという(写真右上:日置さん、左上:吉見さん)

2016年8月5日に同園で行われた練習風景。4月から今回のチャリティーコンサートに向けての練習を月2回ほど行ってきた。サルビアホールで既に練習を行った園児たちの表情は輝いていたという(写真右上:日置さん、左上:吉見さん)

現在、子どもたちや他のメンバーとステージに上がってくれる「出演者」も募集しています。「子どもたちと作り上げるステージには、笑いもあり、コミカルなシーンなども企画しています。歌や音楽が好きな方なら、どなたでも出演いただけます。ぜひ650人が観覧できる会場で、ステージや客席をいっぱいにしていただけたらと思います。歌を歌うことがこんなにも楽しい、日常に笑顔をもたらすものなのだ、と、子どもたちにも、多くの大人の皆さんにもお伝えできたらと思っています。全ての人にとって楽しい音楽の時間、笑顔になれる幸せな気持ちや想いを、チャリティーというかたちで熊本の皆さんにお届けしたいと思っていますので、ぜひ、出演者として、また観覧者としてのご来場もお待ちしています」と日置さん。

横浜鶴見で発足し16周年を迎え活動中のゴスペル集団「YCCゴスペル・ラヴァーズ」や、横浜で小学生から高校生が所属し活動しているミュージカル団体「赤い靴ミュージカルキッズ」、さらに国際的なオペラ歌手として知られるジョン ハオさん(バリトン・中国出身、二期会会員)もスペシャル・ゲストとして登場予定で、特にジョン ハオさんについては、「人気アニメ曲の『宇宙戦艦ヤマト』をジョンさんらしい迫力ある声でお楽しみいただけます。ご注目ください」(日置さん)と、豪華なメンバーによるチャリティーコンサートを、約1時間半の開催時間の中で楽しむことができそうです。

多彩なゲストが出演。中国出身の世界的オペラ歌手のジョン ハオさん(バス)の出演は、女性合唱団「黎明」が中国との交流を行ってきたつながりから実現したという(同コンサートの案内チラシより)

多彩なゲストが出演。中国出身の世界的オペラ歌手のジョン ハオさん(バス)の出演は、女性合唱団「黎明」が中国との交流を行ってきたつながりから実現したという(同コンサートの案内チラシより)

「みんな地球の仲間 熊本地震チャリティーコンサート」は、2016年8月21日(日)13時30分(開場13時)から、鶴見駅から徒歩2分の鶴見区民文化センター4F「サルビアホール」にて開催。観覧チケットは全席指定1500円ステージ参加費は子ども(高校生以下)500円大人1000円(出演者は指定席座席チケット代含む)。チケット代、参加費は全額、熊本地震義援金として、直接被災者に届ける窓口に送金予定です。

<出演者募集・練習予定>

2016年8月13日(土)18~21時 鶴見区民文化センター「サルビアホール」大ホール

2016年8月16日(火) 9~12時 鶴見区民文化センター「サルビアホール」音楽ホール

※出演・観覧ご希望者の方は、日置さん(FAX:045-531-5314、下記リンク先メール)、または日吉みんなの保育園までお申込みください。

【参考リンク】

女声合唱団「黎明」ホームページ  ※「お問い合わせ」メールから申込

日吉みんなの保育園ホームページ (園の紹介)

みんな地球の仲間 熊本地震チャリティーコンサート(横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール)

8/21(日)熊本地震チャリティコンサート(YCCゴスペル・ラヴァーズ)

赤い靴ミュージカルキッズが出演!8月21日(日)熊本地震チャリティコンサート(赤い靴記念文化事業団)※PDFチラシへのリンク有

インターナショナルな響きで魅了する貴重なバス歌手 ジョン ハオ(二期会ホームページ)

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