日吉駅に比較的近い「日吉1丁目」で一夜4件の不審火、放火犯に最大限の警戒を | 横浜日吉新聞

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放火が起きた日吉1丁目の周辺で調査活動を行う消防車(読者提供)

放火が起きた日吉1丁目の周辺で調査活動を行う消防車(2016年7月16日、読者提供)

日吉駅に比較的近い日吉1丁目で、2016年7月15日(金)夜間から16日(土)にかけて不審火が4件も相次いでいたことが読者からの情報提供を契機に明らかになりました。いずれも放火とみられます。

港北警察署や港北消防署によると、4件の不審火は、住人などが気付いた時には既に消えていたため、今回は大きな火事にはならなかったといいます。

近隣に住む住民によると、庭の草木や植木に燃えた新聞紙を置かれたり、新築工事中の住宅の防護ネットが燃やされたり、なかには油をかけたうえで火を付けたとみられるケースもあったようです。

日吉1丁目では先月(6月)にも1件の不審火が発生しており、今回の4件で住民の不安は高まっています。港北警察署と港北消防署では、日吉1丁目周辺で巡回を強化していく方針です。

一般的に放火は明るい場所で犯行が起きづらい傾向があり、両署では「人を感知すると点灯するセンサーライトが有効」と口を揃えます。また、防犯カメラの設置も効果的のようです。

一方、放火犯は警察や消防が警戒をしている時には再度の犯行を行わず、ほとぼりが冷めた時点で再び犯行におよぶケースも時折見られます。日吉1丁目での連続不審火は、同じ町内の狭い範囲での発生ではあるものの、個人宅などの同一箇所で起こっていないため、犯人は個人への恨みではなく、地域に対して何らかの恨みを持つ者や、土地勘があるなどの人物であることも考えられます。

日吉1丁目の町内はもちろん、周辺の町内も含めて最大限に警戒する必要があります。

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【参考リンク】

放火火災にご用心!!(横浜消防)

放火火災発生状況~港北区(横浜消防)


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