慶應日吉キャンパスの豊かな自然、地道に守り続けた有志団体が環境大臣から表彰

横浜日吉新聞
日吉丸の会
2015年に「第22回横浜環境活動賞」を受章した時の小宮さん(右)(テレビ神奈川「ハマナビ」2015年6月20日放送より)

2015年に「第22回横浜環境活動賞」を受章した時の小宮さん(右)(テレビ神奈川「ハマナビ」2015年6月20日放送映像より)

25年近くにわたって日吉の自然を守り続けてきた活動が国からも認められ、表彰されることになりました。慶應義塾大学日吉キャンパス内で雑木林の再生や湧水を利用した水辺の再生を行ってきた有志団体「慶應義塾大学・日吉丸の会」は、このほど地域環境保全功労者として、今月(2016年6月)8日に環境大臣から表彰を受けることに決まりました。

同大理工学部専任講師の小宮繁さんが代表をつとめる同会は、教職員や卒業生、学生と市民の有志がともに集まり、森のような自然環境を持つ日吉キャンパス内で1992年から活動を行ってきました。

日吉キャンパスを空から見ると、生き物のように見えるため「日吉丸」と名付けた(同会ホームページより)

日吉キャンパスを空から見ると、生き物のように見えるため「日吉丸」と名付けた(同会ホームページより)

日吉キャンパスを空から見ると、その形が生き物のように見えることから「日吉丸」という名を付け、会の名前としても活用してきたといいます。

1300種をこえる生物種が存在すると言われる日吉キャンパスですが、かつて土砂崩れとその後の放置により一部で荒れた風景となっていたこともありました。同会が中心となってこれを再生することで、生きものの賑わう谷としてよみがえらせてきた歴史があります。保全活動と並行し、矢上小学校や下田小学校の児童に向けた自然観察会や、誰もが参加できる「日吉の森 散歩会」などを行っており、地域との関わりも密接です。

日吉駅からほど近い場所に今もそのまま残る豊かな森を地道に守り続けてきた日吉丸の会は、昨年(2015年)の「第22回横浜環境活動賞」で大賞を受賞するなど、その活動は横浜全体に広く認められており、今年はついに国からも表彰を受けることになったものです。

自然が豊富な日吉ならではの市民活動が認められたことは、街にとって喜ばしいことといえそうです。

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「まむし谷に水循環を回復したい」から始まった

日吉丸の会代表の小宮繁さんコメント

雑木林の再生などを長年行ってきた(

雑木林の再生などを長年行ってきた(テレビ神奈川「ハマナビ」2015年6月20日放送映像より)

当会が、日吉キャンパス・まむし谷における雑木林・水辺のお世話を本格的に開始したきっかけは、2000年秋に東京都町田市で開催された、環境省・町田市共催の生物多様性モデル地域計画(鶴見川流域)「谷戸のシンポジウム」において『蝮(まむし)谷に水循環を回復したい』というビジョンを発表したことでした。

今回の受賞は、流域思考に基づく当会の活動の成果が、その環境省から表彰されたという点でも、大変意義深いものです。

鶴見川流域をはじめとした関係者のご支援に、あらためて感謝申し上げます。今後とも、変わらぬご支援どうぞよろしくお願いいたします。

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※見出し左の写真は活動の様子、横浜市のニュースリリースより

【関連記事】

慶應理工の人間教育講座、12/10(木)に「流域思考」の岸由二さんが登壇(2015年12月9日、河川の流域単位で物事を考える「流域思考」の提唱者で日吉丸の会顧問)

恒例の「松の川緑道まつり」は5/14(土)午前中、下田小近くの広場で<当日レポート>(2016年5月4日、松の川緑道の保全活動とも連携)

<日吉地区センター>恒例の子どもまつりは12/5(土)、もちつき大会や観劇も(2015年11月19日)※日吉丸の会も出展

【参考リンク】

日吉丸の会ホームページ

日吉丸の会Facebookページ

平成28年度 地域環境保全功労者・地域環境美化功績者「環境大臣表彰」横浜市では、2団体と2名の方が受賞!(横浜市、2016年5月31日)

第22回横浜環境活動賞(2015年6月11日、日吉丸の会が大賞)

テレビ神奈川「ハマナビ」2015年6月20日放送「未来につなぐ ハマのeco」(放送動画の13分25秒ごろから日吉丸の会が登場)


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