港北区全園、計181園網羅!全国にも稀有な「幼稚園・保育園ガイド」5/26(木)に最新号

横浜日吉新聞
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最新の2017年度入園版「幼稚園・保育園ガイド」が5月26日(木)に発売される。予約も好調で、神奈川県外からの申込も多数入っているという

最新の2017年度入園版「幼稚園・保育園ガイド」(980円)は5月26日(木)に発売される。予約も好調で、神奈川県外からの申込も多数入っているという

港北区内の幼稚園・保育園は全園掲載した“子育て世代”のバイブル書――特定非営利活動(NPO)法人びーのびーの(大倉山)が毎年発行している「幼稚園・保育園ガイド」の2017年度入園版が、いよいよ2016年5月26日(木)に発売されます。

このガイドブックは、横浜市港北区全域の幼稚園、保育園の他に、幼稚園については、横浜市港北区近郊の神奈川区、都筑区、鶴見区、緑区、川崎市の一部の園の情報を掲載した、一年に1回発行される書籍です。

幼稚園、保育園ともに、人数規模や所在地といった基本データの他に、園の考えや特色といった運営方針、主な行事、費用といった園に関する詳細にわたる情報を、1園あたりB5版、各1ページずつ、大変細やかに掲載しています。

最大の特徴は、毎年リニューアルされるという「保護者アンケート欄」で、園を実際に利用している園毎に各2名の保護者のアンケートを、「生の声」として掲載しています。

今年で17回目の発行となるこのガイドは、今や港北区在住の子育て世代の人々からは「バイブル」的な存在として知られていますが、創刊当初の2000(平成12)年頃は、幼稚園、保育園合わせても「90園しか掲載していませんでした」と、NPO法人びーのびーの企画室の饗庭(あえば)浩美さん

創刊された2001年度版から、2008年度版までのもの。当初は単色印刷だった。このような書籍があるのは川崎、東京の三鷹など、全国的でも数少なく、横浜市ではもちろん唯一だという

創刊された2001年度版から、2008年度版までのもの。当初は単色印刷だった。このような書籍があるのは川崎、東京の三鷹など、全国的でも数少なく、横浜市ではもちろん唯一だという

元々、NPO法人びーのびーのは、子育て仲間として地域でつながっていた、奥山千鶴子さん(現理事長)、原美紀さん(同事務局長)、釘町(くぎまち)千明さん(NPO法人子育てひろば全国連絡協議会事務局長)らが、この法人を立ち上げ、その事業の一つの柱として、この「幼稚園・保育園ガイド」を創刊したといいます。

元々、奥山さんらの別のママ友達が、個人で近隣の幼稚園・保育園のガイドを作成していたといい、そのママが引っ越しをしてしまったことから、びーのびーのの奥山さん、原さんらがその情報と「理念」を引き継ぎ、2001年度に入園するお子さんをお持ちの方に向けたこの本を、びーのびーのから発行したことが、創刊のきっかけとなったと、その経緯を饗庭さんは振り返ります。

創刊当時のエピソードは、書籍「親たちが立ち上げたおやこの広場びーのびーの」(ミネルヴァ書房)に詳しい

創刊当時のエピソードは、書籍「親たちが立ち上げたおやこの広場びーのびーの」(ミネルヴァ書房)に詳しい

創刊当初は「情報がなくて、苦労しました」と、当時を知るびーのびーのの畑中祐美子さん。2007(平成19)年頃までこの本の編集・制作に携わった畑中さんは、「当時は自宅に仕事を持ち帰っていたので、足下でいたずらをする子どもたちを大人しくさせながら、どうやって仕事をしようかと、苦労しながらの制作でした。また、深夜まで及んだ作業もしょっちゅうで、とても大変でした」と、長い年月、制作に励んできた中での秘話を思いおこします。

創刊当時は90園だった掲載園数も、今年発行する2017年版は「181園にまでなりました。次々と新設される保育園も、全て網羅しようとがんばっています」と饗庭さん。

現在は、大倉山に2011年から設けた事務局で編集・制作を行い、「自宅への持ち帰りもなくなりました」。使用していたパソコンのソフトも、編集制作専門でないものを使用していたため、「印刷してから誤植があるなどの不具合も多数ありました。今は、最新のソフトも入れているので、そういった心配もなくなりました」と、編集作業も進化してきた過程についても語ります。

また、どうしても園の新しい年度の予定が発行する直前の4月にならないとわからないため、「発行直前の4月に最終的に園とやりとりを行います。本当にバタバタで、大忙しなんです」と、刊行ぎりぎりまでフレッシュな情報を掲載することにこだわっているといいます。

びーのびーの「幼稚園・保育園ガイド」の歩み。この号が、この年が懐かしい!と感じるパパ・ママも多いはず

びーのびーの「幼稚園・保育園ガイド」の歩み。この号が、この年が懐かしい!と感じるパパ・ママも多いはず

一番、嬉しく感じているのは、園長先生はじめ、採り上げる園との信頼関係がとても深まっていることとのこと。

「創刊当初は、園の方から“それは何ですか?”などとなかなか連携もとれず、やむなく広く公開されている公的な資料を引用する苦労もありました。今のように、園から直接情報を得ることが、どんなに大変だったか。どうしても、アンケートに答えてくれる保護者がみつからない、という苦労もありました。今では信じられないことですが、発行を重ねるにつれ、そういった苦労もなくなりました」と畑中さん。

裏表紙や冊子に掲載している広告主も「ママのネットワークで自然と広がっている、また新たな場所も増えているんです」と、これまでの長年のつながりや信頼関係が背景にあり、新たな支持層も広げられているといいます。

保育園や幼稚園は、子どもにとって“初めての”集団生活の場。そして、幼稚園、保育園と、なかなか日頃交流することも少ない園同士の情報を“一冊”にまとめることで、「双方の世界を知ってもらえたら」という思いも、この本にはあるといいます。

近い過去のバックナンバー。現在は、びーのびーのの専任スタッフと、記事を執筆するなどの協力スタッフで制作している。創刊当初は30名ほどで制作していたが、今は約50名がかかわり、前年秋からとりかかるという

近い過去のバックナンバー。現在は、びーのびーのの専任スタッフと、記事を執筆するなどの協力スタッフで制作している。創刊当初は30名ほどで制作していたが、今は約50名がかかわり、前年秋からとりかかるという

「この本は、園の良し悪しを判断するものではなくて、その園ならではの特色、考え、こういった想いで日々子どもたちと接しているんだ、というその園の“個性”や“特長”を知ってもらいたい、との思いで作っています。幼稚園、保育園の園長や先生方も、お一人お一人が大変熱心で、この本を本当に丁寧に一緒に“作って”くれているんです」と饗庭さん。

「ぜひ、園の○、×探し、悪いところばかりを探すのではなく、その園ならではの良いところ、特長を、広く、深くみていただけたらと思います。そして、一つ一つの記事をきっかけに、お子さんにとっての良い園とは、最適な園とは、ということについて、ぜひ、ご家族で、子育てについて考える、そして話し合うきっかけを作ってもらえたらと思っています」と、制作側の“思い”を語ってくれました。

特に、港北区で増えている小規模保育はじめ、新規の保育園については、「内容がほとんど記載できていない場合もあります」とのこと。最近では、ほぼ毎年変わってきている保育園の制度や、「幼稚園は私立しかない」という横浜市特有の幼稚園事情など、園以外の情報ページにも注目してもらえたら、とのこと。

ぜひ、実際にお子さんがいる家庭のみならず、「これからお子さんが産まれるご家庭にも“産まれた後の事を考えやすい”とご好評いただいています。ぜひ、春から夏までには購入いただき、秋の申込スタート時期にぜひ間に合わせてもらえたら」と、早めの予約・購入を呼び掛けています。

【参考リンク】

幼稚園・保育園ガイド2017年度入園版(特定非営利活動法人びーのびーの)

幼稚園・保育園ガイド2017年度入園版 販売書店(特定非営利活動法人びーのびーの)

ガイド制作、最終チェックです!(びーのびーのブログ)

特定非営利活動法人びーのびーの ネット注文・予約ページ(FC2ショッピングカート)

追記:いよいよ発売!日吉の書店にも続々入荷、店頭に並んでいます

こどもの本のみせ ともだち(ともだち書店)の様子(2016年5月27日 同書店提供・リンクは同書店Twitter)

こどもの本のみせ ともだち(ともだち書店)の様子(2016年5月27日 同書店提供・リンクは同書店Twitter)


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