日替わり店長でSF作家も登場、日吉駅近くの「カフェ・バーかくれが」は不思議な空間 | 横浜日吉新聞

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カフェ・バーかくれがは、知的なカルチャーが集まる「新しい居場所」として2014年11月にオープン。その名の通り「かくれが」らしい雰囲気に満ちている

カフェ・バーかくれがは、知的なカルチャーが集まる「新しい居場所」として2014年11月にオープン。その名の通り「かくれが」らしい雰囲気に満ちている

日吉駅近くに、知的な空間を演出する小さな「かくれが」があるのをご存知でしょうか。2014年11月に、浜銀通りと、日吉中央通りの間にオープンした「カフェ・バーかくれが」は、「曜日」毎に変わる店長の得意分野に併せて楽しめる“不思議な空間”、“カルチャースポット”として密かな人気を集めています。

店内には、ボードゲーム、カードゲームが用意されており、日本ばかりでなくドイツやアメリカなど、約150種もある世界の多種多様なゲームを求めて、リピーターが多く足を運んでいます。

また、日替わり店長の嗜好に準じた蔵書も約300冊あり、読書会やトークイベント、ゲーム会などが多く開催されるなど、文化的、知的な遊びを楽しめる「居場所」としても、「日吉にぴったりな場所だと思います」と、主に水曜日と日曜日に店長を務めるSF作家の高山羽根子さん

林芙美子文学賞受賞者の高山羽根子さんと、野球が大好きな店長・かつとんたろうさん。二人は日吉在住。高山さんは2014年に短編集「うどん キツネつきの」を出版、新進気鋭のSF作家として知られる

林芙美子文学賞受賞者の高山羽根子さんと、野球が大好きな店長・かつとんたろうさん。二人は日吉在住。高山さんは2014年に短編集「うどん キツネつきの」を出版、新進気鋭のSF作家として知られる

高山さんは、「旅と映画と物語」が得意分野。「去年の夏、ロシアのウラジオストクまで旅をしました」と、旅にまつわるエピソードを語ります。

2016年1月には、福岡県北九州市が主催する「第2回林芙美子文学賞」の大賞作品として、高山さんの小説「太陽の側(がわ)の島」が選出され、SF作家としての活躍も、今後より一層期待されています。

高山さんは、「このお店が、日吉近くにお住まいの方の交流の場になったら良いと思っています。野球やゲーム、文学や旅、法律や語学など、様々なジャンルのカルチャーがここにはあります。ちょっとお話しするために立ち寄っていただければ。個性あふれる店長が、皆さんの“知の好奇心”が楽しく行き交う場をアレンジできればと思っています」と、カフェ・バーかくれがの魅力を語ってくれました。

店内には、「日替わり」店長こだわりの蔵書が約300冊、カードゲームやボードゲームが約150種、新しい海外生まれのゲームなども積極的に取り揃えている

店内には、「日替わり」店長こだわりの蔵書が約300冊、カードゲームやボードゲームが約150種、新しい海外生まれのゲームなども積極的に取り揃えている

お店には、モニターや各座席の電源、WIFI環境もあり、インターネットの利用も可。「着席ベースでは10~12名までのスペースですが、イベントでの会場貸出、イベント企画の持ち込みの相談にも応じています。ぜひ、気軽にご相談いただければ」と高山さん。

「カフェ・バーかくれが」は、日吉駅から徒歩1分。三井住友銀行のATMの先の路地(看板が目印)を入って、ラーメン店・大勝軒の2階にあります。

※通常営業時、チャージなし、ワンドリンクのオーダー要
※ライブ・イベント等の際はチャージが発生する場合有
※大勝軒、牛タン圭助からの出前オーダー可
※フードの持ち込みは自由との事

【参考リンク】
ボードゲーム・ガジェットCAFE&BARかくれがホームページ  ※店長が勤務する曜日は変更の可能性があります

第2回林芙美子文学賞 受賞作品決定~高山羽根子さんが大賞受賞(北九州市立文学館)

(カフェ・バーかくれが提供)


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