中目黒や武蔵小杉、東横線の高架下を次々再開発する東急、綱島はどうなるの? | 横浜日吉新聞

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「中目黒駅高架下開発計画」の完成予想イメージ(東急電鉄ニュースリリースより)

「中目黒駅高架下開発計画」の完成予想イメージ(東急電鉄ニュースリリースより)

東急電鉄東横線の沿線では、高架橋の耐震工事をきっかけに、高架下を活用した店舗の再開発が続々と進んでいます。

昨年(2015年)9月に都立大学駅の高架下に7店舗と自転車駐輪場を整備したほか、11月には武蔵小杉駅の南口高架下に5店舗と駐輪場をオープンさせました。

今年は中目黒駅付近の700メートルに40区画の店舗や事務所スペースを設ける「中目黒駅高架下開発計画」が進行しており、今年(2016年)秋の完成に向けて工事が行われています。

そこで気になるのが、今月(1月)8日で駅ビルが閉鎖となった綱島駅高架下の行方です。

高架下の綱島駅ビルは半世紀以上の歴史があっただけにその後の行方に注目度が高い

高架下の綱島駅ビルは半世紀以上の歴史があっただけにその後の行方に注目度が高い

現在のところ、高架の耐震工事も始まっておらず、跡地利用についても東急電鉄からは何の発表もありませんが、都立大や武蔵小杉、中目黒駅を見ている限り、高架下の再開発が行われるとみて間違いありません

特に相模鉄道との直通新線に設けられる「新綱島駅」の開業が2019年4月に控えていることから、その乗り換え口となる“一等地”に商業施設を作らないことは考えづらい状況です。閉店した駅ビル内の「綱島駅前東急ストア」は、「他店と比べ利益率が非常に良かった店舗」(東急ストア関係者)と言われています。

また、「武蔵小杉や日吉と違い、これまで東急電鉄は綱島にはほとんど手を付けてこなかった。東口に東急の駅(新綱島)がもう一つできるのだから、そろそろ綱島の再開発にも積極的に関わってくれるのではないか」(地元有力者)と綱島駅東口の再開発に東急が関与してくれることを期待する声もあります。

新綱島駅の開業を控えるなかで、綱島駅の高架下をどう変化させるのか、東口の再開発に関与はするのか、東急電鉄の動きは目が離せそうにありません。

【関連記事】
半世紀超の歴史を閉じた綱島駅ビル、東急ストア店長「また戻ってきたい」(2016年1月8日)

【参考リンク】

「中目黒駅高架下開発計画」が始動!2016年秋、約700mに渡り中目黒の高架下が生まれ変わります(2016年1月19日、東急電鉄)

東横線・目黒線武蔵小杉駅南口高架下の商業施設・駐輪場、2015年11月25日(水)開業決定!(2015年11月16日、東急電鉄)

9月30日(水)、東横線都立大学駅の高架下に7店舗がオープン(2015年9月10日、東急電鉄)


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