綱島駅ビル閉鎖で新提案、日本初!駅ロッカーでネットスーパー商品を受け渡し | 横浜日吉新聞

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駅ビルの閉じられたシャッター前に現れた赤いロッカー(2016年1月12日)

綱島駅ビルの閉じられたシャッター前に現れた赤いロッカー(2016年1月12日)

先週(2016年1月)8日(金)に「綱島駅前東急ストア」が閉店し、半世紀以上にわたって親しまれてきた「綱島駅ビル」が完全に閉鎖されてしまいました。ほぼ同時に閉じられたシャッターの前に、突如赤いロッカーのようなものが現れたことにお気づきでしょうか。

綱島駅の改札を降りると、いつも開いていた駅ビルがなくなり、寂しさと同時に不便さも感じるところですが、この赤いロッカーが不便さを少しは救ってくれるかもしれません。実は日本で初めてといわれる珍しい試みが始まっています

これは、東急ストアの商品がインターネットで注文できる「ネットスーパー」で申し込んだ商品を、ロッカーで受け取りが可能となるもので、昨日(1月12日)から運用が開始となりました。

「東急ストアネットスーパー」の画面(上)と綱島駅ロッカーでの受け取り時間帯

「東急ストアネットスーパー」の画面(上)と綱島駅ロッカーでの受け取り時間帯

ネットスーパーは、自宅に届けてもらう形が一般的ですが、常に家で配達を待っていなければならず、平日日中に働いている人には使いづらい面もありました。

このロッカーを利用すれば、毎日13時30分から21時までは注文商品を受け取ることができます。たとえば、14時までにスマートフォンなどから注文した商品は、ちょうど帰宅時間帯の18時から21時の間に受け取れるという仕組みです。

「店を閉店してしまったので、少しでもお客さまの不便さを解消したい」(東急ストア)と、東急電鉄と東急ストアが共同で試験的に始めたサービスで、冷蔵対応の受け取りロッカーが駅構内に設置されるのは日本で綱島駅が初めてだということです。

利用料金は1回あたり324円かかりますが、2500円以上購入した場合は無料となり、3月31日までは1500円以上の購入で無料となります。このロッカーは、今のところは秋ごろまでの設置としています。

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半世紀超の歴史を閉じた綱島駅ビル、東急ストア店長「また戻ってきたい」(2016年1月8日)

【参考リンク】

東急ストアネットスーパー

綱島駅の駅ロッカー受け取りサービスについて


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