綱島駅に直結する駅ビル内の「綱島駅前東急ストア」が来年(2016年)1月8日限りで閉店することを明らかにしました。既に同駅ビル商店街では、ほぼすべてのテナントが撤退しており、核となっていた東急ストアが消えることで、駅ビル自体が閉鎖という形になりそうです。
同駅ビル内には東急ストアのほか、商店街として11のテナントと5つの飲食店が入っていましたが、今年に入り、東急電鉄は建物上部を走る高架橋の耐震工事を理由に立ち退きを要請。夏ごろから閉店が相次いでおり、現時点で残っている老舗のパン店「ロアール」も12月20日での閉店を予告しています。
1963(昭和38)年に駅ビル商店街がオープンして以来の基幹テナントだった東急ストアは、最近では駅直結の24時間営業スーパーとして人気を集めていましたが、あと1カ月ほどで、駅ビルとともに半世紀超の歴史を閉じることになります。
日吉では38年超の歴史を持つ「アピタ日吉店」(箕輪町2)が11月29日限りで閉店したばかりで、東急と相鉄乗り入れの鉄道新線・新駅開業や関連再開発により、日吉・綱島ともに長い歴史を持つ著名買物スポットが相次いで消えてしまうことになりました。
なお、東急ストアは2004年10月に綱島駅東口から徒歩5分程度の綱島街道沿いで「綱島東急ストア」をオープンしており、こちらは2019年4月開業予定の新綱島駅や、パナソニック跡地の「Tsunashima(綱島)サスティナブル・スマートタウン」(綱島SST、綱島東4)に近いため、これからさらに人気を集めそうです。
【関連記事】
・<開業から半世紀超>綱島駅ビルが「高架の耐震工事」で来年早々にも閉鎖の見通し(2015年11月8日)
【参考リンク】
・綱島駅ビル商店街(産業NAVI)
・綱島駅前東急ストア(駅ビル内=2016年1月8日閉店)
・綱島東急ストア(綱島街道沿い)