アピタ跡地の新小学校は4年4カ月後に開校、近隣の「日吉南小」と似た規模感に | 横浜日吉新聞

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箕輪町に新設される小学校の位置図と近隣小学校の校区図

箕輪町に新設される小学校の位置図と近隣小学校の校区図

アピタ日吉店(箕輪町2)など3施設の跡地に建設が予定されている新たな公立小学校については、2020年4月に開校し、全教室数を41とすることが横浜市教育委員会から発表されました。

現段階で「日吉台小学校第二方面校」という仮称で呼ばれている新小学校は、アピタ日吉店の跡地(約2万平方メートル)だけでなく、隣接する「損害保険ジャパン日本興亜の事務センター」(約1万6000平方メートル)と「NRI野村総合研究所のオフィス・寮」(約2万平方メートル)も合わせた合計5万6000平方メートルの敷地のうち、約9700平方メートル(全敷地の約17%分)に建てる予定としています。

設計期間を来年(2016年)4月から2018年3月まで、工事期間が2018年6月から2020年2月までとしています。

予算は用地取得や工事費などを合わせ83億円。31の普通教室と3つの個別支援教室をはじめ、音楽室や理科室といった特別教室を合わせ41の教室を整備し、体育館やグラウンドなども設けられる予定です。校舎については、4階建てになるとの見方が出ています。

日吉南小は校地面積1万533メートルで834名の児童が通う(写真は箕輪町内会の運動会時)

日吉南小は校地面積1万533メートルで834名の児童が通う(写真は11月1日に行われた箕輪町内会の運動会時)

仮に1クラスあたりの児童数を27名とし、30の教室を使ったと仮定すると、生徒数は810名となります。なお、近隣の日吉南小学校(日吉本町4)の普通教室数は30で個別支援教室が4となっており、児童数は834名です。

9700平方メートルという敷地面積は、日吉台小学校(日吉本町1、校地面積6903平方メートル)や矢上小学校(日吉3、校地面積6567平方メートル)よりかなり広く、日吉南小(校地面積1万533メートル)と比べると若干狭いという規模感です。

気になるのは新小学校の校区ですが、日吉台小や日吉南小校区内となっている箕輪町内を中心に、パナソニック跡地(綱島サスティナブルスマートタウン=綱島SST)の開発で大幅な児童数増加が予測される綱島東小学校(綱島東3)校区の一部地域も含まれそうです

なお、この箕輪町の新小学校計画に対しては、2015年11月24日から12月24日まで横浜市民からの意見募集が行われており、寄せられた意見に対しては、後日「ご意見に対する市の考え方」が示される予定です。

【関連記事】
<コラム>アピタ再開発が目指す「都市型コンパクトタウン」の謎に迫る(2015年11月21日)

【参考リンク】

日吉台小学校第二方面校(仮称)整備事業(横浜市教育委員会)

港北区内の小学校における児童数増減の推計PDFファイル、2015年5月現在、横浜市教育委員会)

横浜市立日吉南小学校ホームページ


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