日本代表や学生スポーツ界を支えるトレーナー、日吉にジム開業1周年

横浜日吉新聞
オープン一周年を迎えたYOKOHAMA TRAINING GYM CORE。キャンピングカーは靴の中敷(インソール)を扱うショップ兼工房。お店のガラス窓のイラストは日吉在住の芸大生が描いてくれたとのこと

オープン一周年を迎えたYOKOHAMA TRAINING GYM CORE。キャンピングカーは靴の中敷(インソール)を扱うショップ兼工房。お店のガラス窓のイラストは日吉在住の芸大生が描いてくれたとのこと

日本のスポーツ界を支えるスポーツ・トレーナーが日吉にジムを開業して1周年を迎えているのをご存知でしょうか。フェンシング日本代表のスポーツトレーナーを務める辻健一郎さんが経営する「YOKOHAMA TRAINING GYM CORE(ヨコハマ・トレーニング・ジム・コア)」は、昨年(2014年)11月に日吉駅から徒歩2分の場所(サンロード)でオープンしています。

トップ・アスリートの身体ケアを支えるばかりでなく、フィットネスレベルで運動したい方、メディカルレベルでリハビリをしたい方など、上は80代から10代の学生まで、幅広い世代を対象としたジムとして評判を呼んでいます。

代表の辻健一郎さん。法大アメフト部、慶大ラクロス部など幅広い体育会スポーツ部をサポート。写真は日本フェンシング協会日本代表チームのトレーナーとして2014年に海外遠征をした時のユニフォーム

代表の辻健一郎さん。法大アメフト部、慶大ラクロス部など幅広い体育会スポーツ部をサポート。写真は日本フェンシング協会日本代表チームのトレーナーとして2014年に海外遠征をした時のユニフォーム

代表の辻さんは、1998年から法政二高アメリカンフットボール部のアシスタントトレーナーに就任以降、県立岸根高校アメフト部トレーナー、三菱重工相模原ラグビー部アシスタントフィットネスコーチ、関東大学アメフト部選抜チームヘッドトレーナーと、スポーツトレーナーとしてのキャリアを重ね、2008年には県立舞岡高校アメフト部トレーナーとしても活躍。

現在は、神奈川県高校体育連盟アメフト部ヘッドトレーナー、法政大学アメフト部トレーナー、川崎法政トマホークス倶楽部ヘッドコーチ兼キッズコーチのほか、慶應義塾大学ラクロス部岸根高校アメフト部、そして日本フェンシング協会の日本代表チームのトレーナーも務めています。

辻さんは横浜市生まれ。2歳の時、池に溺れてしまい、命を失いそうになったところ、「奇跡的に助けられました」。これが、3歳から水泳を始めたきっかけになったといいます。

「幼稚園からサッカーと体操、高学年から野球をはじめ、岸根高校在学時まで野球を続けました。ピッチャーとキャッチャーをやったのですが、身体のケアという概念を当時は知らず、かなり大きな怪我をしてしまい、選手の道は断念せざるを得なかったのです。その時、通っていた治療院の先生から、スポーツトレーナーの資格のことを教えてもらいました。当時、身近にもトレーナーはいなかったので、全く知らない世界でした」と語ります。

トレーナーについて専門的に学び、日本体育協会公認アスレティックトレーナー資格、業界でも最難関とされるNSCA公認パーソナルトレーナー資格を取得。

これまでの経験を活かし、スポーツの試合で最大限にパフォーマンスを発揮できるコンディショニング作りをアドバイス・実践している。ストレッチも大切な身体サポートの一つ

これまでの経験を活かし、スポーツの試合で最大限にパフォーマンスを発揮できるコンディショニング作りをアドバイス・実践している。ストレッチも大切な身体サポートの一つ

「法政二高で出会った山本晃永(あきひさ)さん(現ワイズ・アスリート・サポート代表)との出会いがとても印象的でした。”セルフ・ディスカバリー(自己発見)、セルフ・ディベロップメント(自己啓発・自分自身で能力を向上させてゆくこと)が大切。興味を持ったことを一生懸命努力して取り組む人が人として素晴らしい”と教えてくれたんです」。

各チームのトレーナーも務めながら平行して勤務したスポーツジムでの経験や人望も、辻さんの独立を後押ししたといいます。「法政の仕事も行いながら仕事はできないか、と2008年から日吉の大手スポーツジムで働きはじめたのが日吉との直接的な出会いです。

以降、慶大ラクロス部の学生の皆さんとの出会いもあり、ラクロス部のトレーナーにも就くことができました。そして独立するときは、自ら街を歩き、このお店の場所を探したんです」。

テーピングの巻き方も指導。「今年5月に入部してからここに通っています」と慶大ラクロス部の岩瀬智哉さん。「多種多様なトレーニングが揃っているので、助かります」と、辻さんのジムはラクロス部のメンバーに多大なる支持を受けている

テーピングの巻き方も指導。「今年5月に入部してからここに通っています」と慶大ラクロス部の岩瀬智哉さん。「多種多様なトレーニングが揃っているので、助かります」と、辻さんのジムはラクロス部のメンバーに多大なる支持を受けている

「東日本大震災が起き、仕事が一時期できないなど、大手スポーツジムでは仕事の幅に制限もありました。大手企業ではできないこと、きめ細かなお客様へのサービス、より個人にフォーカスした、自分にしかできないサポートを行っていきたいと思い、独立を決意しました」。

「アスリートレベル、フィットネスレベル、そしてメディカルのレベル。三段階で、身体のケアを行う。どのレベルにも人は行き来することがあります。そんな三つの柱の核でありたい、という思いから、ジム名も『CORE』(核の意味)と名付けました」。

「お客様も、アスリートだけでなく、地元のおばあちゃんからお孫さんまで来ているんです。『身体ケア』だけでなく、『地域の核』として、日吉の街づくりへの貢献もしたい」と辻さんは日吉の街で開業した決意を語ります。

近隣の医療機関との連携を行うのはもちろん、さらなる高みを目指してのパーソナルサポートも行う辻さん。

「通常、アスリートのケガなど、医療機関が主体のケアになると、その医療機関内での治療やケアになってしまうのですが、例えば試合に出ることを目標とした場合、その試合に向けた日程設定から行っています。個人の要望を聞き、どういったサポートやトレーニングを重ねていったらよいのかを考えます」。

「保険治療は行うことができませんが、その分個人、個人に合ったプログラムを用意し対応しています。これまでのトレーナーとしての経験もフルに活かし、最高のパフォーマンスで試合で悔いなく選手たちに活躍してもらえるよう、アドバイスも行っています」。

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今年の10月にはハロウィンで近隣4つの保育園児を招待。「120人も参加してくれて、とても驚きました。地域の”CORE(核)”になりたい、という思いもあるんです、と辻さん(写真は同ジムのFacebookより)

今では、近隣の法政大学や慶應義塾大学の体育会の選手を中心としたスポーツ選手に強く支持されながらジムを運営。

「スポーツ選手でない、一般のリハビリやフィットネスなどを目標とした方など、さまざまな年齢、タイプのお客様が増えています。特に、一周年を無事祝ってくれた日吉の多くの皆さんとの出会いには心から感謝しています」。

「10月には近隣の4つの保育園児120人を招いてハロウィンも行いました。近く12月には無料のXmasコンサート(要予約)も予定しています。地域の皆さんにお役にたてるよう、さまざまなスポーツやそれ以外の企画もやっていきたいと思っています。これからのCOREの運営や活動にもぜひご期待ください」と、日吉の皆さんへの思いも語ってくれました。

左から辻さん、スタッフの佐々木さん、長谷川さん。「ジムのトレーニングを通じて、お客様の体調が整ってゆく過程を見ていると、とても嬉しいです」と佐々木さん

左から辻さん、スタッフの佐々木さん、長谷川さん。「ジムのトレーニングを通じて、お客様の体調が整ってゆく過程を見ていると、とても嬉しいです」と佐々木さん

特に、アメフトを活用した町作りをめざす川崎市に2008年に発足した小中学生のアメフトチーム「川崎法政トマホークス倶楽部」のヘッドコーチ兼キッズコーチも務めていることから、「子どもたちへのスポーツの普及や、体力づくりへのお手伝いも今後できれば」と辻さん。

スポーツトレーナーとしてのスペシャリストの辻さんが、これからどんな飛躍をしていくのか。日吉の街でどんな「CORE(核)」となる活躍をしていくのかに注目です。

【関連リンク】

YOKOHAMA TRAINING GYM CORE 公式ホームページ

YOKOHAMA TRAINING GYM CORE へのアクセス(公式ホームページより)

【参考リンク】

法政大学アメリカンフットボール部「トマホークス」公式ホームページ

NPO川崎市法政トマホークス倶楽部公式ホームページ

慶應義塾體育會男子ラクロス部公式ホームページ


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