慶應義塾が野村ホールディングスとベンチャー投資会社、12月に設立へ | 横浜日吉新聞

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丸の内の三菱ビルに本社を置く株式会社慶應学術事業会の下にVCが設けられる形となる

丸の内の三菱ビルに本社を置く株式会社慶應学術事業会の下にVCが設けられる形となる

慶應義塾野村ホールディングス(野村HD)と共同でベンチャーキャピタル(VC=ベンチャー企業に投資する組織)を設立することが2015年11月16日に発表されました。慶應義塾は学校法人であるため、関連会社の株式会社慶應学術事業会(東京都千代田区丸の内)の下に設けられます。

このVCは、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)との社名で、慶應学術事業会が80%、野村HDが20%をそれぞれ出資し12月に設立されます。慶應義塾大学の研究成果を活用したベンチャー企業の育成に取り組んでいく方針です。

KIIの社長には同大経済学部を1999年に卒業し、ソーシャルゲーム会社のグリーで取締役をつとめる山岸広太郎氏が就任する予定です。

野村HDは野村證券や野村アセットマネジメントなどの持ち株会社で、子会社である野村土地建物は、野村不動産の親会社です。また、日吉にも事業所を置く野村総合研究所(NRI)は、野村アセットマネジメントの関連会社となります。

なお、慶應大学の2014年度卒業生が就職した企業のなかで、野村證券は第8位(50名)にあげられており、特に経済学部からの就職者が多い傾向にあります。

【参考リンク】
慶應義塾と野村ホールディングスがベンチャーキャピタルの設立で合意(慶應義塾ホームページ)


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